*~ 玉之浦(たまのうら)~*
春咲きの椿たちが可愛らしく咲きました。
トップバッターは
赤地に白い覆輪がきれいな玉之浦です。
産地は長﨑県五島列島の玉之浦町。
昭和48年玉之浦の山中で発見されたそう。
花期は2~4月
一重、筒咲き、中輪~やや小輪
根詰まりしているようで元気がありません。
今年こそは花が終わったら植え替えようと思います(^^;)
*~ 小磯(こいそ)~*
産地は「玉之浦」と同じ長崎県五島列島の玉之浦町。
一重、筒咲き、筒しべ、小輪
五枚の花弁のうち二枚が大きいのが特徴。
小振りできりっとした雰囲気があり
可愛い中にもかっこよさがあります。
*~ 胡蝶侘助(こちょうわびすけ)~*
最も小輪の椿で、とても愛らしい椿です。
赤地に白斑が入るので「二色侘助」とも呼ばれます。
京都大徳寺塔頭の総見院の古木が有名とのこと。
*~ 乙女 ~*
江戸時代からある中輪、千咲きの代表的品種。
花期は3月~4月
薄桃色の小さな花弁がきれいに並んで美しい椿。
我が家では、挿し木から今年初めて咲きました。
*~ 衣通姫(そとおりひめ)~*
名の由来は
本朝三美人の一人「衣通姫」から。
美しさが衣を通して輝いていたと言われる。
そんな美人の名前を頂いて素敵ですね。
中輪の肥後椿と極小輪の姫山茶花の交配種とのこと。
雄しべにボリュームのある「梅芯」が特徴。
蕾はキャンディーみたいでとても可愛らしい。
※本朝三美人ー衣通姫、光明皇后、藤原道綱の母(蜻蛉日記の作者)
*~ 藪椿(やぶつばき)~*
北海道と関東以北の太平洋側を除く各地に自生。
花期は当地では3月~4月。
一重、筒咲き、さっぱりとした姿が大好きな椿です。
*~ 雪椿 ~*
本州の日本海側の降雪地帯に分布
北限は岩手県、南限は滋賀県北部
開花期は自生地では遅く5月、暖地だと2月から。
当地では3月~4月で
この花がラストを飾っています。
自生の花は赤色で、この雪椿は園芸種です。
特徴は、お皿のように「平開」することと
雄芯筒が短くて花糸が基部で合着し
先がやや開き加減になっていること。
新潟の実家から持って来た時には小さな苗でしたが
今では私の背丈を越しました。
40年になりましたが、枯れずに
我が家の庭の一等地に根を張っています。
*~ 岩根絞 (いわねしぼり)~*
本来なら赤地に白斑の入る美しい椿ですが
ここ何年も白斑が入らず
真っ赤な大輪のバラのように咲いています。
白斑が消えてしまったので
これはこれできれいですが
「岩根絞」とは言えませんね(^^;)
「スカーレット」と名を変えた方が良さそうです。
※参考ー原色茶花大辞典