仁淀川日記
土佐を流れる清流・仁淀川や、高知の自然、身の回りのできごと、日常の風景を写真で紹介




渇水期になるといつも話題になる、四国の水瓶「早明浦(さめうら)ダム」です。


今年も梅雨になっても雨が少なく、湖底に沈んでいる旧・大川村庁舎が見えている様子がニュースなどで報じられていました。
その後は一転、満々と水をたたえています。この分ではしばらくは水不足の心配はなさそうですが、暑さだけはどうしようもないですね。






ところで、早明浦ダムは高さが106m、堤頂部の長さが400mあるそうです。そのダム頂部は車が通るようになっており、誰でも通行可能です。
私が訪ねたときは他に誰もいず、ダムの真ん中で車を止めて降りてみました。大きな放水はしていませんでしたので静かなものでしたが、逆にそれが妙な恐怖感を覚えました。


(ダイコンソウ:ダム湖から支流を少し戻ったところに咲いていました)




ダム湖の方を見ると奥まで緑の湖が広がっています。反対側を見ると遙か下に、放水路となる吉野川と田井の町が広がっています。




これだけの水を、このダムの上に立っている自分一人が支えているような感覚さえ覚えてしまいます。とりあえず対岸に渡り、引き返して元の県道に戻りましたが、ダムの大きさ、水の大きさに圧倒された瞬間でした。

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