頭が島天主堂を後に、来た道を有川まで戻り、海沿いに北に向かいます。
途中、丸尾教会に立ち寄りました。
丸尾は、長崎を中心に多くの教会を手掛けた鉄川与助氏の出身地です。そして、この丸尾教会は鉄川与助氏生前の最後の教会(設計施工は鉄川工務店)でもあります。最後に出身地の教会に携わったことになります。
この教会も海の見える高台にあります。
昭和47年建築のコンクリート製、安定感のある形です。
見学を終え帰ろうとすると、先ほど、頭ヶ島天主堂で見かけた、ご夫婦と、宿の車で案内をしていると思われる宿のご主人がやってきました。
五島は広くなく、観光で行く場所も限られているので、教会や往復の船、飛行機、宿で見かけた人に再び出会うことはよくあります。
次はさらに北に向かい、青砂ヶ浦天主堂に向かいます。
ここは昨年9月にも来ましたが、見栄えのする外観、雰囲気のある内装、ステンドグラスの美しさ等どれも素晴らしく、上五島では一番の教会だと思います。
夕日を受けたステンドグラスの光がまた素晴らしいのですが、この日は曇り、しかも突然強い雨が降りだしました。
教会内を見学しているうちに雨はやみました。本日の予定はこれまで、宿に向かいます。
<その5に続く>