稲佐山を降りて、神ノ島教会に向かいます。五島からの帰りの船から見えた白亜の教会です。
神ノ島は長崎港の入り口に位置し、住宅も立ち並んでいますが、海では男たちが漁船で網を巻き上げていたりします。
神ノ島教会はそんな町の高台にあります。近くまで来ると、かなり高いところにあります。そして、屋根は遠目だと白く見えますが、実際にはグレーです。
教会までは急な階段を登ります。階段の途中、教会の敷地内では女性たちが清掃中でした。
建物は細かい装飾が非常にきれいです。
内部も非常に雰囲気があります。ただ、一部の窓は色ガラスの代わりに樹脂板がはめられていました。
この教会、あまりガイドブックにも紹介されていませんが、一見の価値がある素晴らしい建築だと思います。五島にこの教会があったら、有名になっているのではないかと思うのですが。
次に、岬の聖母像に向かいます。
岬の聖母像は短い砂嘴でつながった小さな島にあります。面白いのは同じ島に鳥居があること。
こうなった経緯はわかりませんが、他の宗教をお互いに受け入れているということで、一見奇異に見えますが、良く考えれば当然のことのように思います。なぜなら、他の宗派や宗教を受け入れない心の狭い神様などいないはずなので。
それにしても、長崎湾の入り口にもかかわらず、海がきれいです。
女神大橋の向こうは市街地なのですが。
ところで、神ノ島までは結構頻繁にバスがやってきます。時刻表を見ると、大体10分毎にバスが出ています。バスで来ている人も結構いたので、車がなくても来やすい場所だと思います。
そして、この辺、猫が多いです。港でもあるので、えさが豊富なのかもしれません。
残念ながら、フレンドリーではありませんが。
<その3に続く>