いや~まいりました、コレには(失笑)
「ホタルノヒカリ」20点★
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仕事はバリバリこなすけど、
家ではジャージでグダグダする
“干物女”のホタル(綾瀬はるか)。
さまざまな出来事を乗り越え、
部長ことぶちょお(藤木直人)とめでたく結婚したものの、
相変わらず家ではゴロゴロ三昧。
そんなホタルがひょんなことから、
新婚旅行をかねて、イタリアに行くことに。
そこで出会ったのは
なんとイタリア版干物女(松雪泰子)だった――!
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いや~
くだらなすぎて寝ることも出来ず(失笑)
まいりました。
原作は2004年発表のコミックで、
その後、綾瀬はるか主演でドラマ化され、
07年に「1」が、10年に「2」も放映されてます。
これは、その映画版。
当時は“干物女”が流行語になるほど、
提言としてはおもしろいネタで
ハンサム上司とのあり得ねーメルヘン愛も許せたんですが、
今回は「ぶちょおー」と甘える様も、
空振りするウケ狙いの会話も、
あまりのくだらなさにあぜん。
綾瀬はるかの甘える仕草まで
イラッとしてきちゃうのが残念でした。
同時に、やはり思ったのは
時代の空気の変化。
家に帰ってジャージに着替えて
「ビールプシュッ!」とするささやかな幸福や、
外で遊ぶより「家がいちばん!」という価値観は、
今では賛同者も多いだろうけど、
約10年前は誰もが大きい声では言わなかった本音であり、
「身の丈のしあわせ」の可視化でもあった。
そこが共感を呼び、
さらにダラダラ&グダグダと甘える綾瀬はるかが
可愛いかったわけですが、
いまや
「中食(ナカショク)」「家呑み」派が大多数、
若者の海外渡航も減っているというし、
「イタリアなんか行くより、家がいい~」という
ホタルの言動が、
ネタにもなにもならないんですよねー(笑)
せっかく時代を一歩先んじて照らしたんだから、
さらにその先を、進んで欲しかったなー。
でもね、なんか
続きそうな予感もありますよコレ(笑)
★6/9(土)から全国で公開。
「ホタルノヒカリ」公式サイト