ぽつお番長の映画日記

映画ライター中村千晶(ぽつお)のショートコラム

愛と誠

2012-06-13 20:28:17 | あ行

二人でドアをし~め~て~♪

「愛と誠」59点★★☆


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1961年。

お金持ちの令嬢・早乙女愛は、
雪山で見知らぬ少年に助けられる。

額に大けがを負った少年は、
「金持ちだから助けたんじゃない」と言い、
名乗らずに姿を消した。

そして11年後の1972年。

高校生になった愛(武井咲)は、
新宿の地下道で
チンピラと格闘する太賀誠(妻夫木聡)と出会う。

誠があの少年だと気付いた愛は、
超・超不良の誠の世話を焼き
なんとか更正させようとするが――?!

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三池崇史監督が
昭和の名コミックを
熱い純愛エンタテインメントに仕立てた作品。


冒頭からアニメを使って意表をつき、
さらに昭和歌謡で歌い踊るミュージカル展開にずっこけ、

冷めたツッコミや会話には
おかしみがあり

「あの素晴らしい愛をもう一度」など
新アレンジの歌謡を無意識にリフレインしつつ

意外に楽しめたことは間違いありません。

元ネタの「愛と誠」はよく知らないんですが、
荒くれケンカ番長な妻夫木を更生させようと

あるときは身体を張り
さまざまに手を尽くす武井咲の姿に

久々に「身をやつす」なんて
言葉を思い浮かべちゃいました。

その割に点数がいかないのは、

歌い踊るミュージカルシーンが
思ったより少なかったから。

けっこうストーリーに時間を割いているから、
もう6割増し、歌と踊りがあればよかったなと。

正直なところ
ストーリーにはあまり興味いかないし、
やっぱ
ケンカシーンはつまんないんですよね。

134分もあるんだから
もう8曲くらい、ドーンといって欲しかったなア。


★6/16(土)から全国で公開。

「愛と誠」公式サイト
コメント (5)
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