主演も含め、出演しているのが俳優じゃなく、
ホンモノの海軍隊員ってのが徹底してる・・・。
「ネイビーシールズ」56点★★☆
**********************
南米・コスタリカ。
CIAの女性捜査官モラレス(ロザリン・サンチェス)は、
麻薬取引と武器密輸で
莫大な富を築く男を追っていた。
彼は
東南アジアのテロリストと接点があるらしい。
が、捜査中に彼女は敵に拉致されてしまう。
CIAは直ちに
アメリカ海軍の特殊部隊「ネイビーシールズ」の出動を要請。
ローク大尉(本人)率いるチームは
ジャングルのなかにある敵のアジトへ潜入を試みる。
だが、それは任務の始まりに過ぎなかった――。
**********************
ビンラディン暗殺を遂行し、
世界的に有名になった特殊部隊の戦術を
リアル体感する映画。
「レッドオクトーバーを追え!」の原作者
トム・クランシーが企画協力で、
話はわかりやすく、
敵が何をしようとしているのか、
ネイビーシールズが何を守ろうとしているのか、などが
実に明白。
ジャングルでの作戦など
「地獄の黙示録」を思わせるシーンもありました。
観ながら知ったことは、
戦いとはいきなりドンパチ!ではなく
静かに侵攻してゆき、
物事が動き出す“沸点”となる瞬間があるのだということ。
なにより
俳優は現役の隊員だというのがスゴイ。
みんなマジで俳優だよ・・・。
ゲーム画面そのもののようなシーンも多々で、
(「メタルギアソリッド」・・・)
次から次へと出てくる武器も兵器も本物。
ホントにシンプルに、
観る人に実戦を体験させるための映画なんだなあと。
戦うことへの問いかけや
自分達の行いを振り返る気など毛頭ありましぇーんという感じが
かーなり単細胞ではあり(笑)
ていうか、まあ思った通りではあるんですけど、
兵士勧誘映画ですよね、コレ(苦笑)。
実際、
「世界の警察気取りのアメリカ」がこうして作られ、
途切れなく若い兵士を育成してるんだなあと思うとゾッともする。
ただ、そのへんは思想の上での異議であり、
映画としては
テロや戦争の恐怖のリアルさに意味はあるかも。
映画の最中で、席を立った人が
「え?爆弾を置いていったんじゃないの?」なんて
本気で怖くなったりもしましたからね・・・。
ま、単におトイレだったみたいで
数分で戻っていらっしゃいましたけど(当たりめえだ!)
★6/22(金)から全国で公開。
「ネイビーシールズ」公式サイト