この歳になると、
ここに含まれてる意味が、よくわかるなーと。
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「ポリス/サヴァイヴィング・ザ・ポリス」71点★★★★
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1970年代半ば~80年代に活躍した
イギリス発のロックバンド「ポリス」。
ベース&ボーカルのスティング、
ドラムのスチュワート・コープランド、
ギターのアンディ・サマーズの3人組のうち、
アンディ・サマーズの自伝を基に、
彼の視点から「ポリスとはなんだったのか」を描くドキュメンタリー。
過去映像と、07年の再結成ライブの様子を効果的にリミックスしており、
なかなか魅せるドキュメンタリーです。
それに
いや~曲も懐かしい!(笑)けど、
こう、まざまざと
スティングのおっそろしいほどのカリスマ性を見せられると
ここに含まれる意味がよーくわかるというか。
この映画に描かかれているのは
二番手や、センターのその後ろにまわる
人間の生き様なんですよ。
これは
そんな自分の役割にもがき
抗いながら
別の表現手段(写真ね。)を見つけ出したり、
サヴァイブしてきたアンディ・サマーズの
この歳になって、ようやく消化した歴史であり
最後っ屁なのだ(笑)
この人、あるいは一番
自己顕示欲が強いのかもしれないな。
それにしても
再結成ライブの様子。
27年を経てオヤジになった3人が、
しかし昔と変わらぬ様子で言葉を投げ合う。
いろいろあっただろうけど、
衝突と苦しみを経て得た「生涯の友」のひとつの形なんだろうな。いいな。
なかでもスティングの、スタイル含めたストイックっさは
やっぱり輝いてるわけで。
ワシ、男ならスティングかデヴィット・バーンが
自分の理想系かもなア(笑)
女でいうと、シャーロット・ランプリングなんすけどね。わかる?(笑)
★11/23(土・祝)からTOHOシネマズ渋谷、TOHOシネマズ名古屋、TOHOシネマズなんばで公開。ほか全国順次公開。
「ポリス/サヴァイヴィング・ザ・ポリス」公式サイト