ぽつお番長の映画日記

映画ライター中村千晶(ぽつお)のショートコラム

ポリス/サヴァイヴィング・ザ・ポリス

2013-11-20 23:31:58 | は行

この歳になると、
ここに含まれてる意味が、よくわかるなーと。

**********************


「ポリス/サヴァイヴィング・ザ・ポリス」71点★★★★


**********************


1970年代半ば~80年代に活躍した
イギリス発のロックバンド「ポリス」。

ベース&ボーカルのスティング、
ドラムのスチュワート・コープランド、
ギターのアンディ・サマーズの3人組のうち、

アンディ・サマーズの自伝を基に、
彼の視点から「ポリスとはなんだったのか」を描くドキュメンタリー。


過去映像と、07年の再結成ライブの様子を効果的にリミックスしており、
なかなか魅せるドキュメンタリーです。

それに
いや~曲も懐かしい!(笑)けど、

こう、まざまざと
スティングのおっそろしいほどのカリスマ性を見せられると
ここに含まれる意味がよーくわかるというか。


この映画に描かかれているのは
二番手や、センターのその後ろにまわる
人間の生き様なんですよ。


これは
そんな自分の役割にもがき
抗いながら

別の表現手段(写真ね。)を見つけ出したり、
サヴァイブしてきたアンディ・サマーズの
この歳になって、ようやく消化した歴史であり

最後っ屁なのだ(笑)

この人、あるいは一番
自己顕示欲が強いのかもしれないな。


それにしても
再結成ライブの様子。

27年を経てオヤジになった3人が、
しかし昔と変わらぬ様子で言葉を投げ合う。

いろいろあっただろうけど、
衝突と苦しみを経て得た「生涯の友」のひとつの形なんだろうな。いいな。


なかでもスティングの、スタイル含めたストイックっさは
やっぱり輝いてるわけで。

ワシ、男ならスティングかデヴィット・バーンが
自分の理想系かもなア(笑)
女でいうと、シャーロット・ランプリングなんすけどね。わかる?(笑)


★11/23(土・祝)からTOHOシネマズ渋谷、TOHOシネマズ名古屋、TOHOシネマズなんばで公開。ほか全国順次公開。

「ポリス/サヴァイヴィング・ザ・ポリス」公式サイト
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする