意外でした。いろんな意味で。
「サウスポー」73点★★★★
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誰もが認める無敵のファイター、
ビリー・“ザ・グレート”・ホープ(ジェイク・ギレンホール)。
彼はディフェンスをせず、
打たれたパンチを怒りに変えて爆発させるという戦法で
驚異的な無敗記録を更新していた。
そんな彼の心の支えは
孤児院から一緒だった妻(レイチェル・マクアダムス)と
娘(ウーナ・ローレンス)だ。
だが妻はビリーの戦法が
このままでは危険すぎると心配していた――。
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「トレーニング デイ」や
リチャード・ギア主演の「クロッシング」(これ、すごくよかった!)の
アントワーン・フークア監督作。
ジェイク・ギレンホールが
どん底に落ちるボクサーを演じます。
大抵、ボクシングものはどん底ありで
底におちる理由はいろいろあるでしょうが、
いや、これは意外だった。
前半、中盤、後半でガラリと様相が変わる展開で
けっこう盛り上がります。
パンチをくらっても倒れないことが武器のボクサー(ギレンホール)と
孤児院から一緒だった妻(レイチェル・マクアダムス)。
しかし前半でいきなりの展開があり
どん底あり
そして
街のトレーナー(フォレスト・ウィテカー)との出会いで
再起するか――?!という流れ。
特に
フォレスト・ウィテカーが登場してからの男のドラマ、
そこからのクライマックスには熱くなります。
娘役の子が
レイチェル・マクアダムスに似ているのもうまい。
この映画、元の企画は
1979年の映画「チャンプ」のリメイクで
その企画を持ち込んだのは
あのエミネムなんだそう。
音楽もよくて
サントラがランニングに良さそうだなあと思ったんですが
意外にこれはハードすぎました(笑)
★6/3(金)から全国で公開。
「サウスポー」公式サイト