実話だというのが驚き。
「ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出」60点★★★
******************************
1945年5月8日、ロンドン。
ドイツとの戦争が終わり、
国中が戦勝記念日となったこの日。
19歳のエリザベス王女(サラ・ガドン)は
「外の世界を見てみたい」と
国王(ルパート・エヴェレット)に懇願し、
妹マーガレット(ベル・パウリー)とともに
一夜だけの外出を許される。
だが、お忍びの外出は
予想もしない冒険となってゆき――??
******************************
あのエリザベス女王が
1945年、終戦の日の一夜だけ
お忍びで外出していた――?!というストーリー。
まんま「ローマの休日」な冒険ですが
実は、これは実話で
この話が「ローマの休日」(1953年)のもとになっているのではないかと
言われているそうな。
へぇ~!という感じです。
父であるジョージ6世が
あの「英国王のスピーチ」をしようとしている夜の出来事で、
彼女は外出先で、人々とそのスピーチを聞く・・・という展開。
「英国王のスピーチ」のおかげで
だいたいの話の背景は掴めると思います。
若き日のエリザベス女王役を
カナダ出身の女優サラ・ガドンが演じていて
澟とした瞳とか鼻筋とか
「確かに、いまの女王の面影がある・・・」とか思っちゃいました。
彼女が次々とぶつかるピンチをさりげなく助ける
青年(ジャック・レイナー)との淡い関係も悪くない。
可愛らしいプリンセス・ストーリーではあるんですが
ただ全体的に
責任感の強い姉エリザベスが、
はしゃいで勝手にどこかへ行ってしまう
キャピキャピな妹マーガレットを追いかけ、見失い、また追いかけ――という展開の
繰り返しなので
もうちょっと
ひねりが欲しかったかなあ。
★6/4(土)から全国で公開。
「ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出」公式サイト