この中身見えてるロボット、
どうやって撮ったんだろう?

「エクス・マキナ」71点★★★★




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インターネット会社のプログラマーである
ケイレブ(ドーナル・グリーソン)は

会社の抽選に大当たりし



社長(オスカー・アイザック)の高級別荘で


1週間を過ごすチケットを手に入れる。
みんなにうらやましがられながら
別荘に行ったケイレブは



そこで社長が極秘に開発している
人工知能ロボットと対面させられる。

美しい彼女の名は“エヴァ”(アリシア・ヴィキャンデル)。



ケイレブは彼女の知能を
テストする役割を負わされるが――?

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「リリーのすべて」で
アカデミー賞主演女優賞を受賞した
アリシア・ヴィキャンデルが

美しいロボット“エヴァ”を演じる作品。

その人工知能(AI)ロボット“エヴァ”の造形がすごい。

中身見えてるし、向こう側見えてるし、
どうやって撮ったんだろう?

しかも
ギンギンの“SFX推し”でなく、
あくまでも静かに、さりげない調子で
でも
「ごまかさないよ、こんなん出来ますよ」と
最新技術をサラッと出してくるわけです。

まあイヤミなほどの(笑)スタイリッシュさがある。


見ている人間が
勝手に“機械”に感情移入する心理作用すら



うまく利用したりして

人工知能ロボットものによくある
“切ない系”に、安易にならない。
とことんなクールさが小気味よかったです。


★6/11(土)からシネクイントほか全国で公開。
「エクス・マキナ」公式サイト