ELFじ~さんのほっつきある記(キャンピングカー アラモのたび)

アラモで走る無計画のたびと車中泊。たび先で温泉を楽しみ、ちょっと山登りと自転車。あとは快適化、ときどきじ~さんの日常。

インバーターのパワーセーブモードの効果はどうだろうか (2019/11/17)

2019年11月17日 | アラモの快適化と車中泊・キャンプの快適化
 マイアラモではバッテリー系統を3系統に分けて運用している。



 今年の1月初の記事が最終形態だと思うが、ちょっと不具合があると構成を変更するので本当にこれでよかったのかなというところはある。

 このうちSUB2はインバーター専用で、そのインバーターで生成したAC100Vは基本的にAC冷蔵庫で使っている。もちろんほかにも電子レンジ、ACアダプターによる機器の充電、夏モードになればウィンドエアコンでも使う。

 AC100V機器を使いたい時だけインバーターのスイッチをONにすればいいのだが、冷蔵庫の場合にはサーモスタットなどにより間欠運転をしているので、結局のところはインバーターのスイッチは入れっぱなしになってしまう。

 このインバーターのスイッチ入れっぱなしはAC機器を使っていない場合は無駄な電力消費で、マイアラモのDENRYOのSK1500-124では無負荷電流は仕様上0.75A(実測では0.8A)になる。これはインバーターの電源を常時ONにしているだけで、24時間では18AH以上も消費しているということなのだ。冷蔵庫のコンプレッサーの稼働時間が一日の2割と仮定すると14.4AHは無駄な消費電力ということになる。

 そこで着目したのがインバーターのパワーセーブモードで、AC側に負荷が加わるとインバーターの運転を開始するようになっている。パワーセーブモードになっている時の無負荷電流は0.15Aで通常の無負荷運転時の1/5なのだ。これは使わない手はない。
 
 それで昨年の5月にインバーターをパワーセーブモードにしたら失敗した。電子レンジから電源不良のアラーム?が出てしまうのだ。アラームというほどのものではないかもしれないが、とにかくピーピー鳴ってうるさくて仕方がない。
 どうもパワーセーブモードというのはDC電流をACに変換する前に、給電電圧(DC24V)をそのまま約1秒間隔でACラインに出力して、出力側に負荷がかかっているかどうかを監視しているようなのだ。電子レンジに24Vの脈流がかかるのでピーピー鳴るのだと思われる。

 そこで電子レンジのコンセントの手前に専用のブレーカーを付けて、電子レンジを使用する時だけブレーカーを入れるようにしてこのピーピーは解消した。



 先日のキャンプの時にこのパワーセーブモードにセットしたので、一日の消費電力量を確認してみた。

 どれだけの負荷がつながった時にパワーセーブモードからAC出力状態になるかは、インバーター正面のディップスイッチで設定できる。





 今回は50Wの負荷でインバーターがONになるように設定した。

 ソーラーのチャージコントローラーがフロートモードになったらSUB2バッテリーが満充電になったと判定できる。それで前日の13時に満充電を確認してからソーラーを切り離し、翌日は朝からソーラー充電しつつインバーターをパワーセーブモードで運転して13時にフロートモードになっていれば、それまでの充電量を測定すれば、24時間のSUB2系統の消費電力量をインバーターも含めて実測できるということになる。今回は冷蔵庫だけ使用している。



 この測定の結果が15AHだった。(24時間)

 これは室内気温や冷蔵庫の中身、ドアの開閉頻度等によって変わるので、単に目安でしかない。それでも実測してみたので感覚がわかった。80AHのLibだから3~4日使えるわけだ。

 引き続いてパワーセーブモードを解除して翌日に同様の測定をすれば、通常モードでの消費電力量が分かるのだが、翌日は天候の関係で満充電まで充電できなかった。まあ、これからはパワーセーブモードで使うつもりなのでこちらはどうでもいいかな。もう少し暑い時期に30AH程度だったような記憶がある。



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