道の駅「開国下田みなと」の小型車駐車場は基本的には建物の1Fの屋内駐車場になっている。ここをあふれると建物を通り越して屋外にも駐車スペースがある。この屋内駐車場の出入り口が高さ2.3メートルなので、自分のクルマは入っていけなかった。隣にある大型車用の駐車場は大型約8台に向かい合わせて小型車6台くらい置ける。ここにトイレもあるので、便利だ。夜には大型は1台もいなかったが、夜中に何台か入ってきて、アイドリング音が聞こえた。これは仕方ない、すぐ隣に停められるよりもよほどいい。ところで、この道の駅の周りには飲み物の自動販売機がない。もちろん空き缶を入れるBOXもない。ゴミ箱はドアの向こうの店内にあるのだ。これだけ徹底するのはすごいと感心した。(自動販売機だけは大型駐車場のトイレの脇にあった。)
朝になって道の駅の周辺を散歩していると、すぐ隣に広い臨海公園があった。そこは芝生広場もあって駐車場も広い。キャンカーも2台ほど停泊していたので夜間も閉鎖はされないようだ。
ここにはトイレもあるしトラックもいないので、こちらに停泊したほうがよかったかな。気づかなかったものは仕方ない。
これから国道135号線を伊豆方面に向けて北上する。国道の脇の展望休憩所に立ち寄る。
天気はいいが、水平線上は遠望が利かずに、残念ながら伊豆七島は見えなかった。
伊豆高原に到着して、奥は「伊豆オルゴール館」を見て、自分は海岸線の「城ヶ崎自然研究路」を歩きたいということで、2時間後の合流ということにして、オルゴール館の駐車場にクルマを停めた。伊豆急「伊豆高原駅」に行って散策マップを手に入れた。これを見ながら海の方に歩いていく。対馬川という小さな川がかなりの急流で流れ下る脇を散策路が伸びている。
そしてこの川は海に直接滝になって流れ落ちている。
滝のところからは海岸のがけの上の溶岩ごろごろ、松の根くねくねの道だが必要なところには石段が整備されており、スニーカ程度で歩ける。滝から右に行って最初に見えてくるのが「大淀小淀」。
まるで人工の石組みで堤防を作ったようだ。
そして橋立吊橋に至る。
つり橋の下では、クライミングの練習をしている若い人がいた。
橋立吊橋から折り返して伊豆海洋公園の方面に北上して行ったが、進むたびに見所が現れる。
どこまで歩いていっても見飽きることがないが、海洋公園まで半分まで来たところで時間切れだ。また機会を作って挑戦しよう。
伊豆に来る前には「大室山」に登りたいと思っていた。ここに来てネットで調べると登山禁止になっているようだ。替わってリフトで行けということだ。これには一気に興味を失った。阿蘇の米塚も登山禁止だったので、非常に残念だ。
そのまま北上して道の駅「伊東マリンタウン」に行ってみる。外観は「伊豆のへそ」とは対極のど派手。
道の駅のあるべき論など興味はないが、商業ベースで面白みがない、東京価格で高い。ただ停泊するだけなら何の問題もなかったが、時間が早すぎた。ここの温泉の入浴料も限度オーバー。そこで長岡温泉の共同湯に行ってから、沼津まで行くことにした。
入った温泉は「長岡北浴場 湯らっくすのゆ」。なんと310円だ。小さな内湯のみで、外に出て縁側みたいなところのベンチでほてりをさます。何しろお湯が熱い。加水なしのかけ流し。長時間入るのは無理だ。お湯は無色透明。硫酸ナトリウムと塩化ナトリウムのお湯だ。体中真っ赤かになった。
伊豆から出て沼津、富士にはちょうどいい車中泊場所がないようだ。そこで来るときに横を通った西友が24時間営業と書いてあったのを思い出して、ここ西友松長店にやってきた。24時間営業ならトイレも中が使えるだろう。もちろん夕食は西友のお惣菜を買った。ということで今夜の車中泊は西友ストアの駐車場。
今日の走行距離は98キロだが、4時間近くそれもかなり回転数高く走っていたので、電気は大丈夫だろう。今の電圧は25.4V。4月8日に56キロしか走っていなかった日にも、翌朝に電力不足ということはなかった。