演劇やまと塾公式ブログ

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劇団民芸公演「峯の雪」

2010年06月28日 20時20分21秒 | Weblog
今晩は 月曜担当の水野です。
本当は、今「花咲く森で」の台本つくりでうなっているはずなのですが、なぜか、今日も
今パソコンあけて、「ブログ担当、アタシだ。いけない。」と焦っています。
本日は、久々の家族デー。といっても新宿往復のささやかな楽しみ。紀伊国屋のサザンシアターでの劇団民芸公演の観劇の日でした。

いつの間にか民芸の仲間という観劇団体に加入し、今年は、「そして、ナイチンゲールは歌う」についで2本目の観劇でした。

作品は三好十郎作の「峯の雪」昭和16年にかいた戯曲は戦局がきびしくなり、公演はついに
なりませんでした。ほんの少し(今の世の中では考えられない)だけ体制批判が
あるだけで、むしろ、戦意昂揚にも役に立つと思われる真剣な内容ですが、
当時は公演ができる、環境が整わなかったのですね。きっと。
2時間幕間なしの舞台、きらびやかなところは少しもない、舞台には、感動しました。
出演者がみな1級の演技です。

わたしのひいきの女優さんは、中地美佐子さんです。いまや、民芸を背負ってたつ大女優
の風格。今年、劇団で奨励賞を受けられました。おめでとう。きっちりした、あいまいさの一つもない、努力家、今、旬の女優さんです。

その中地さんは、旭の区民ミュージカル「RIZING SUN」をみにきてくださったのです。
奇遇にも、演出家の貝塚さんと、同じ大学で学んだ同窓生だということが客だしのときの
立ち話でわかり、お二人は、大いに肝胆相照らしていられました。

中地さんは、今回の「峯の雪」パンフットにもインタビューに登場していて、とても嬉しくなりました。応援しています。

峯の雪とはさざんかの事だそうです。峯の雪をいけた茶室で、主人公がお茶をたてて若いふたりがいただき、心を通い合わせる場面が圧巻でした。
よい芝居を見たのあとは、血が騒ぐのか、不眠になりがちなので、今夜は少しでも、台本すすめたいと思います。

 水野