昨日は暖かな良い天気の土曜の日。午後は大和まででかけました。
初めて足を運ぶ、ウイーンホールという会場まで。迷わずに到着しました。
商店街は「再開発事業予定地により、閉店します。」の表示も目につき、シャッター商店街となっていまし
た。駐車場も閉鎖しますとかかれ、ロープが張られていて、これから町が変わる予感がしました。
「ウイーンホール」は平屋のきれいな建物。オーストリアのウイーン「芸術の都」にちなんだ名前かな?
と思いました。入口で靴を脱いで、パイプいすが並べられた会場へ、本日満席でした。
(私達やまと塾の音楽指導に見えた、T先生もおいでになったとのことでした。)
ステージを高めに作り、暖炉や筵をバックに配し、藁小屋の雰囲気をだした舞台。
下手にはピアノ、上手には演奏者の席があり、役者と合唱隊は客席を通り、入場します。
戸ヶ崎さんは、3人の王様の従者。3人を従えて入場し、(このうちのお一人は目の不自由な方です。)
その王様の介助役もつとめられました。それだけでも大変なことなのに、ステージの場へ皆を誘導した
り、小道具を移動させたり、リンゴをかじったり、の大活躍。そして、クライマックスでは、黄金に手を伸ば
した母親につかみかかり、ナイフで刺そうとする大役。その上歌もしっかり歌うのです。なにしろ、オペラ
です。会場は歌と演奏と人いきれで、盛り上がりました。戸ヶ崎さんよかった。お疲れ様。
公演監督で指揮も翻訳もなさった石川誠二さんという方が解説で「ホームオペラ」というジャンルで、
言葉も日本語でわかりやすく、親しみやすいものです。とおっしゃいましたが本当にそうでした。
オペラは大ホールで、かしこまって観る者という概念をくだき、若い演奏者と歌の好きな方がたの合唱
隊とがつくった、楽しいオペラでした。作品は、メノッテイ作曲{アマールと夜の来訪者}
やまと塾の戸ヶ崎さんも、オペラ出演へと、ステージが広がり、きっと、楽しかったことと。そして、私達も
嬉しく思ったことでした。
水野 昂子