北上中の台風10号が全国に猛威を・・・・・
今日は稽古もないので、本公演の台本を最後まで改めて目を通してみた。
戦争中、高座海軍工廠で戦闘機を製造をしながら旧制工業中学の卒業資格や航空機技師を目指すことを条件に募られ、試験を突破し来日した台湾の14歳〜15歳の台湾少年工。
当時、そんな少年工たちが冬の寒さに耐えながら過酷な環境のもとで働く姿を見た地元住民等が食料や衣服を少年工たちに分け与えたという。
本公演「ある夏の日」には、沢山の情報が詰まっている。
その中のほんの一部、私たち三人が演じる村の女たちのことを・・・
息子が既に出征してたり、これからお国の為に戦いに行く近所の子が、
戦場で戦ってる姿と台湾少年工との重なる部分もあったのだろうか?
親元を離れ遠い国からやって来た少年工たちに、村の女は
握り飯や鶏肉が入った野菜の煮物を差し入れ。
どんな気持ちで、遠い異国からやってきているこの幼い少年工たちに接し、声かけをし
労(ねぎら)い、また励ませばいいのか?
佐竹演出家が先週の稽古の時「村の女の顔になってない!」と。
監修の井上先生もいわれたように、どんな気持ちで、自分がここに立っているのか?
村の女サチ、四苦八苦 している。
また、そういう時代と言えばそれまでだけど 、雷電作りに従事しながら、少年工たちは、
戦争の悲惨さ、平和である幸せをどこまで理解していたのだろうとふと思った。
村の女になりきっていないサチは、他の村の女との関係性、立ち位置、特に感情移入etcに
悪戦苦闘中。
かっちゃんでした