あなたの街の、よく見る「自動販売機」。飲料水の値段はおいくらですか?
僕の近くのは 50円 です。
いくら何でも安過ぎる。賞味期限切れの近い物等を安く仕入れ、それを安く提供しているそうですが。
これは本当にどうなんだろう?日本はここ数十年の間、いろいろなモノの値段が上がっていません。逆に下がっているものが、とても多い。散髪代・・20年以上前、2,500円だったものが、今は1,000円のお店ばかりで、腕が悪そうに思えて怖くてお店に入れません。
飲食店も安いし、ワンコインとか100均とか、とにかく安いものが氾濫しています。安かろう悪かろうが横行している。コロナ禍で「中国製マスク」の品質・売り方のいい加減さが露呈し、日本製の大切さが世の中に理解されたかと思うのも束の間。世の中がコロナ禍されると、日本製は高いということで、洗えるマスクを何度も何度も洗い、何カ月間も使う。
マスク1枚当たり、日本製は50円として、清潔さを保ち、自分を守るためにも1日3枚使ったとしても、150円。これって、缶コーヒー1本、スポーツ新聞1部と同じ値段です。健康の為の、「たった」150円だと僕は考えます。
これを高いと感じるのは、ここ数十年、物価が上がらず安過ぎる。そして、給料が上がっていないからです。こんなのは日本だけ。薄利多売でやって来たから、インバウンドが減少したら虫の息。安い給料でも低い物価だからやって行けた。
その代り、海外は給料も上がるけれど物価も上がっているので、僕たちが海外の物を買おうとすると、高いと感じることになるのです。代表的なものとして、スマートフォン、特にiPhoneです。たかが携帯端末が10万円を超える。高額だからこそ、分割にして月々の通話料と併せて請求することで誤魔化しています。現金払いか、本当のローン販売だけにしたら、こんなに売れないでしょう。でも、10万円を超える物等、昭和から平成の初め頃に若者が購入しようとしたなら、保証人を取った上で信販会社の審査があるのが普通でした。
この今の日本の物価の安さ。海外との競争力を若者世代が失いつつあることに、多くの人が気付いて考え直してもらいたいと思います。