昭和のデートスポットで、忘れられない場所が1つあります。それは大阪空港の滑走路の端です。
阪神高速空港線、林病院(現・豊中平成病院)のある交差点から、数十秒入った所です。ほとんど人が来ないので、昼夜を問わずカップルにとっては、デートのスタートに持ってこいの場所でした。昔は橋の辺りに車を路上駐車したものでしたが、今は100円パーキングがあるので安心!
遥か遠くの空に飛行機を見つけ、それがどんどん近づいて来る。まるで自分のいる場所に墜ちて来るような怖さも感じながら、頭上、手の届く様な、石を投げれば当たるような気がする高さに、飛行機の胴体の腹を見る!スター・ウォーズが馬鹿馬鹿しくて見れなくなる迫力です。ジェットエンジンの爆音も凄い!
ここは自動車が無いと行けない場所ですので、最近の若いカップルは、ほとんどこの場所を知りません。昔もデートの穴場で、ここを訪れればデートは成功したも同然の場所でした。
視力の良い人と、悪い人とで、飛んでくる飛行機の発見が、何秒、何十秒も違います。戦争中、パイロットは視力が命。先に発見しないと撃墜される。「大空のサムライ」・海軍のエースパイロットだった坂井三郎中尉が、昼でも星が見えるようになったというのは凄い話でした。あなたは人より先に、飛行機を見つけることが出来るでしょうか?
(注意)現在では写真のように、飛行機の真下にまで自動車で入って行くことは出来ません。