青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

学校・映画鑑賞会

2021-11-30 | 青春・名画劇場

ここは大阪府・高槻市民会館です。



☆本日は繊細な内容を含んでいますので、学校教育のあり方に一言も二言もある方は、読むのをご遠慮下さい。純粋に映画についての思い出です。今の世の中、思ったことを自由に言うと、ヘイトだ差別だ偏見だと言われ、本当に「言論の自由」があるのだろうかと考えてしまいます。歳を重ねるほどに若者との意識の差を感じますし、余計に言葉を選ぶのが難しい。

小学~高校時代には、年に1回の行事「映画観賞会」がありました。しかも後日「感想文」提出!小中時代は学校の体育館が上映場所でしたが、高校時代はわざわざ電車で高槻市民会館にまで足を運ばねばならず、それが面倒でした。全学年が一緒に鑑賞したのですが、誰が選んだ作品だったんだろう。

当時は「文部省推薦」といえば、もう退屈な映画と相場が決まっていました。例外は「ノストラダムスの大予言」。上映当時にクレームがいろんな団体から付き、今や放映もDVD化もされない作品が、文部省推薦作品だったことを覚えている人はいるのだろうか?(笑)

学生時代の映画鑑賞作品の記憶にあるもの。

「翼は心につけて」

「あゝ野麦峠」

「ジョニーは戦場へ行った」



「翼は心につけて」は78年公開の、石田えり・・かつて前田日明が付き合った・・のデビュー作でした。主人公が骨肉腫で亡くなる話。

「あゝ野麦峠」は79年作。この年の邦画配給収入ランキングの第2位。この時から大竹しのぶが嫌いになった。(笑)原田美枝子は今も好きです。製糸工女哀史、主人公は結核で亡くなる。

「ジョニーは戦場へ行った」は1971年の作品。この作品は、両腕、両脚も切断されて、達磨状態、目も見えない、話せないから、わづかに動く頭でモールス信号「SOS」を送るも気が付いてもらえない・・でも生き続けるというラスト。

何が嬉しくてこんな映画ばかりを観ないといけないのか!!

正直、公立高校に行った友人たちは、学年全員で大阪・梅田に出掛け、好きな映画館に私服で自由に散らばる!友人は「スター・ウォーズ」を選択した。僕の学校とはエライ違いでした。

小学校6年の時の映画鑑賞なんて「狭山の黒い雨」。



知る人ぞ知る作品?それとも、誰も知らないか?1973年に解放同盟が製作した映画。

小学校6年生に見せるような作品ではありません。そもそも内容を理解できる生徒が何人いたのか疑問です。

芸術の秋ということで思い出した、僕の学校での映画鑑賞についてのお話でした。