年末も近くなり、恒例の大掃除。本棚に並んだ本以外にも、押し入れに眠る本も整理整頓。すると、片付けを邪魔するかのように、つい目を通したくなる以前買った本が出て来ます。
おや?と思って手に取り、1ページをチラリと見ただけで笑ってしまいました。いわゆるショッカーとゲルショッカーが敵役だった、最初の昭和・仮面ライダーのエピソード全100話から、「なぜ○○だったのか」というQ&A形式の読み物が100本並んだの一冊。
毎度毎度、世界征服の野望を打ち砕かれるショッカーへの深い同情をベースに、作戦や設定、物語の素朴な疑問を取り上げ、勝手な解釈で答えを出しています。章立ては「首領」「大幹部」「怪人」「戦闘員」「科学者」「作戦」「組織」「敵」。昭和・仮面ライダーを知っている人にとっては、楽しい読み物ではないでしょうか。中身の一例を挙げてみると・・・
Q:なぜ大幹部が変身した怪人たちは、案外、強くなかったのか?
2ページに渡たり、詳細な検討・解説が述べられた上で、回答が述べられる。
A:中高年を改造した、初期の怪人。これで強いわけがない。
Q:なぜショッカーライダーは、マフラーの色が、本物と違ったのか?
A:全部同じだと、同士討ちの危険があったからだ。
Q:なぜ、ライダーを“バッタ男”と呼ばなかったのか?
A:裏切り者を、名誉ある名前で呼ぶことは出来なかったのだ。
興味のある方は捜してみて下さい。面白いですよ。