僕もこの「押し屋」のバイトをしたことがありますが、昔はこんな仕事が楽な駅はありませんでした。どこの駅もこの数十倍の通勤客で溢れていました。
乗れないお客様を押し込むので「押し屋」と、当時僕らはこのバイトのことを呼んでいました。変な人、文句を言う人も多いので、結構気を使ったものです。僕は柔道部員だったので、他の仲間と一緒に朝練の気分でこのアルバイトをしていました。終わるとそのまま大学に行きましたが、バイト代以外に、通学交通費が安くなるメリットもありました。
今は明らかに通勤客が、昔に比べて減少しているし(コロナ禍に関係なく)、最も感じるのは女性が多くなった事です。昔はおっさんばかりだったのに、今は働く女性が本当に増えたと思います。逆に会社に行く一般的なスーツを着ている男性が少なくなりました。
そして、車内で新聞を読む大人、漫画週刊誌を読む学生は絶滅。読書をする人たちも絶滅危惧種となりました。みんながスマホをいじり、ホームを歩く際もそれを止めない光景は不気味です。スマホをいじりながら、何の疑問も持たずに通勤している大人たちが多過ぎて怖い!