阪急東通り商店街と言えば、ディスコ、輸入レコード専門店、中古レコード屋さん、飲み屋の思い出が沢山ありますが、もう1つ忘れてはいけないのが、「古本屋」の思い出です。
80年代には3~4軒古本屋がありましたが、僕が1番重宝したのが、この「末広書店」でした。専門書というよりは、映画の本、映画のパンフレットや、プロレス関係では「ゴング」や「プロレス」よりも古い「月間プロレス&ボクシング」の古いものを買い求めました。
何より地下の漫画コーナーにはよく行きました。その時点での「ゴルゴ13」や「あぶさん」全刊とか、二見書房発行の小説「刑事コロンボ」全刊セットとかを買ったものです。鞄に入れて、更に紙バックを買ってそこにも入れて・・重い荷物を歩いて持って帰りました。読み終わると、大学の部室に寄付?したり、下宿している連中に売る。だから買っても換金されて戻って来るので、手間が掛かるけど、タダで読んでいたようなものでした。
車の免許を取ってからは、車で買い出しに友人達と行きました。値段も他の古本屋と比べても、そんなに高額ではなくお手頃だった印象が残っています。
輸入レコードを買いに「LPコーナー」に行くついでに必ず立ち寄った末広書店でしたが、2012年6月3日をもって閉店となりました。