80年代にはいろいろな場所が面白かった。突然思い出したのですが、80年代後半に「全国的な巨大迷路のブーム」があったのをご存知でしょうか?1987年には全国に、何と150以上の迷路施設がありました!(僕が1番何度も足を運んだのは、エキスポランドの巨大迷宮でした。)確か、「迷路マガジン」という専門誌もありました。
迷路をクリアするには平均でも、1時間はかかると言われており、トイレに行きたくなるも迷路から出られなくて、途中でギブアップするカップルもいました。
京都の「ふれあいスポーツDAIGO」には巨大迷路「グランメイズ」が呼び物としてあり、他にもプール、ドライブ・イン・シアター、バンジー、逆バンジー、パットゴルフ等ありました。今から考えると、相当なレジャーランドです。
この手の施設は資本が少なくて済み、減価償却が早いし町興しにもなると、アッと言う間に全国に急速に広がりブームを巻き起こし、すぐに飽きられて下火になりました。昭和40年代のボウリング・ブームに似ていた気がします。その後はお化け屋敷になったり、ホームセンターなどの商業施設になったり、廃墟と化したり、今はもう巨大迷路の存在を聞くこともありません。
グランメイズの入口は路面電車。ワーストタイムは昭和61年(1986年)当時、5時間4分でした。1000坪もの巨大迷路の中では、カップルが楽しそうに手を繋いでいたけれど、疲れるほど迷路の中にいると、2人の距離も離れがちになっていました。4歳から大人まで、みんな子供に帰るから、料金も全員500円でした。
京都市伏見区桃山町山ノ下19-6・・かつての巨大迷路 “グランメイズ” は、今は上のようにホームセンターになっています。