アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

「お宅」と呼ばれても

2014年12月28日 | ギャラリー
日中関係は、尖閣諸島の国有化や安倍首相による靖国参拝などによって、かってないほど悪化している。

先月、首脳会談が実現したことで両国関係の今後を楽観視する向きもあるが、現政権による戦後の価値観の否定が根底にある以上、今以上の好転は望めそうもない。

こうした政治レベルでの冷え込んだ関係とは裏腹に、民間交流は着実に前進しているようで、これもその例のひとつかも知れない。



今年、10回目を迎えた中国人の日本語作文コンクールには、史上最多の4,133編もの応募があったという。

元々、世界中で日本語を学ぶ人は約400万人いるが、その内の100万人は中国人だというから驚く。

それだけ日本に対する関心が高いわけだが、中でもマンガやアニメなど、日本のサブカルチャーから近づくことも多いようだ。

これを反映して、今回のコンクールのテーマは、

 ・「ACG(アニメ・コミック・ゲーム)と私」
 ・「公共マナーと中国人」

のふたつであった由。

これは、それらの応募の中から優秀な作品として表彰された50余編を収容したものである。

今回、中国の大学で日本語教師をなさっていた「毎日がちょっとぼうけん」さんのブログで、その存在を知り購入して読み始めた。

現代中国の若者は日本をどう思っているのか、日本人との対比で中国人はどうあるべき、と考えているのかがよくわかりとても面白い。
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