アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

初体験~期日前投票

2014年12月12日 | 田舎暮らし
昨日、期日前投票に行ってきた。

14日に急きょ、予定が入ったためだが、期日前投票をするのははじめて。
どうなることかと思って行ったが、投票所は大勢の人たちでにぎやかで、しかも投票所らしからぬアットホームな感じでよかった。

さあ、暮らしに直結する大事な選挙。
必ず投票に行きましょう。期日前投票がおすすめです。



ついでに、これも。


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おバカな~養老孟司著「「自分」の壁」

2014年12月12日 | 読書三昧
「バカの壁」という400万部を越える超ベストセラーの著者なら、ちいとは人生の参考になることも書いてあるに違いないと、町の図書室から借りて来て読んだ。



ところがである。
小生のつたない読書経験からしても、本書ほど、読者を「バカ」にした本はないと思った。

要は、東大出の世間知らずの学者が、偉そうに、「社会をあれこれ解釈してみせた」に過ぎないのだ。

例えば、著者は、福島の原発事故は単なる電源の防水の問題なのに、それを政治問題化し「原発是か非か」だけが議論され、対策が施されなかったからだと言う。

事実誤認も甚だしい。
心ある国会議員が国会の質疑を通して、巨大津波の可能性を指摘し、防潮堤や非常用電源の強化について、政府と東電に対し改善を強く求めていたのは周知の事実だ。

また、60年の安保闘争についても、あんなことは無意味だったし、(著者自身は)同世代の学生の闘争を尻目に、「安保」、「反対」などと言いつつ麻雀パイを切っていたというのだからあきれる。

テーマは「自分探し」というちょっと違ったところにあるのだが、その前提となる社会の事象について、事実誤認や斜に構えた発想からは、読者を納得させるものなど提示しようがない。

小生は、公共の図書室から借りて読んだからいいが、このような本を800円も出して購入する意味などない、というのが結論である。
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