アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

ビジネスクラス考

2015年11月17日 | ギャラリー

今年、晴れて(?)後期高齢者の仲間入りをして、もうヨーロッパ旅行など無理だと思っていた。

一方、フィレンツェのウフィツィ美術館に行きたいとの思いは募るばかりで、どうすべきか悩んだ結果、廉価版ツアーにビジネスクラス(新千歳~香港~ローマ/ミラノ)をドッキングさせた「お試し版」に参加してみることにした。

値段は、お一人様40万円也。
この価格で、ホテル5泊に機内2泊を加えた7泊8日に添乗員が付いたのだから、参加者12名では採算はとれまい。(定員24名らしいが、50席くらいしかないビジネスクラスの半分をこのツアーだけで確保することはむずかしい~往復とも満席であった)

つまり、旅行会社はキャセイに22~3万円(通常35万円ほど)は払うだろうから、ツアーにかけられるのは17~8万円でしかなく贅沢はできない。

ちなみに、ホテルはホリディイン中心だったし、食事もツーリスト用の質素なものであった。

ところでビジネスクラスだが、一口に言って値段だけのことはあると思った。

ひとつは、フルフラットになるイスが素晴らしい。
3つのレバーと2つのスイッチを微妙に操作すると、自分好みのフルフラットのベッドに変身する。

上掛けは厚手の毛布にカバーのついたしっかりしたもので、丈も十分あるから、これをかぶって足を思い切り伸ばすと「極楽極楽」といった感じになる。

二つは、食事が良くなるので、旅を楽しむ気分になる。
テーブルクロスが敷かれたテーブルで、食前酒に始まり、前菜、メインにデザートからコーヒー/紅茶と、ひと通りのサービスを受けると、これがまともな食事なのだと納得する。

三つは、専用のラウンジが利用できることである。
今回は、香港の乗継ぎでそれぞれ2時間ほどの待ち時間があったが、その間、静かな空間でゆっくり過ごせるのはやはりいいものだ。中には、シャワーを使う人もいた。

というわけで、これならいましばらくは、遠出ができそうだ。
勿論、先立つものがあっての話だから、日頃は質素に暮らして次の旅行に備えようと思っている。

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