パリのルーブルやオルセーなども見ているが、ウフィツィほど名画を凝縮展示しているところはないと思われる。
今回のツアーでは、よいガイドさんに恵まれ、それぞれの絵画についてかなり詳しい説明があったのだが、次から次へと名画が登場するのでフォローするのが大変だった。
説明はイヤフォンを通して行われるから、聞きにくいということはなかったのだが、一方で、写真撮影に奔走していたから猶更である。
今回、こうした整理を通して、名画たる所以に納得している次第である。
これは、ティツィアーノの「ウルビーノのヴィーナス」(部分)である。
これは、ミケランジェロの「聖家族」である。
あまりにも有名な絵画だが、聖母が幼いイエスを肩越しに受け取るという珍しい構図をとっている。力強く描かれた人物は、彫刻家らしい表現である。