このところ、もっぱらアナログ（LP演奏）漬けとなっていたのだが、先月末、件のMB（ミュージックバード：デジタル音楽放送）で邦人演奏家特集があり、ギターの名手、福田進一氏の掲題のアルバムが紹介された。
その日の放送では、フォルテピアノの小倉貴久子さん、沼尻竜典指揮・日本センチュリー交響楽団とともに紹介されたのだが、この福田さんの「ベスト・オブ・～」が断然良かった。
というのも、演奏技術や選曲の良さもさることながら、録音の良さに感嘆した。
つまり、舞台の上のギター奏者を仰ぎ見る位置、つまり、ホールの客席の2～3列目の中央に座って聴くかのようなマイクセッテングで採られた音は絶品だ。
Amazon でこのアルバムを参照したら、キャッチに、
「クラシック・ギタリスト、福田進一の60周年（2016年時）記念アルバム。自らセレクトした“超・良いとこ取り”のプログラムはもとより、名器、ラコート（1840)）ホセ・ルビオ（1966）、桜井RFマエストロ（2013）の3つの音色が楽しめる特別な1枚。」
とあった。
曲目は、バッハ、モーツアルト、ショパンなどの名曲の数々、15曲が収録されている。
詳しくは、こちらを参照して下さい。
01. 涙のパヴァーヌ
02. 無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007 より プレリュード
03. 主よ、人の望みの喜びよ BWV147
04. 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第3番 ホ長調 BWV1006より ロンド風のガヴォット
05. 12のメヌエット 作品11 第3番 ト長調
06. 幻想曲
07. 夜想曲 作品9 第2番 変ホ長調
08. ワルツ ~ファウストの劫罰
09. グラン・ワルツ
10. マドローニョス
11. 粉屋の踊り バレエ音楽「三角帽子」
12. 不実な女のタンゴ ~ガルシア・ロルカ讃歌
13. イギリス組曲より 民謡
14. 5つの前奏曲 第5番
15. 魔法のショーロ
こうした現役アーティストの最新作を気軽に聴くことができる「放送」のありがたさを実感した。
勿論、96khz24bitのハイレゾで録音、ライブラリーに加えることにした。（カバーの写真などは、Amazonから拝借しました）
