昨日午後、地元北広島市の公民館で、「TPPと私たちの暮らし」と題する講演会があった。聴衆は、満員の150人ほど。
講師は、北海道新聞編集委員の久田徳二さん。
この分野で長期にわたり調査、研究を行い、また、記事や解説を書き本もお出しになっている。北大の客員教授でもある。
その久田さんのお話しの核心は、「食の危険」についてであった。
特に、現在は曲がりなりにも規制の対象となっている「遺伝子組み換え食品(GM)」が、協定の発効とともに野放しとなり、怒涛の如く入って来る危険性についてであった。
TPPには他にも、関税撤廃に伴う日本農業が受ける打撃、とりわけ北海道農業は壊滅的な打撃をうけるし、ISDS条項や金融・保険サービスの問題、医薬品の特許延長など幾多の問題があり、到底容認できるものではない。
この条約は、これから国会審議にかかるが、その秘密性にも問題があるので、関心を持ち注目していってほしいというものであった。