昨夜、札幌Kitaraでマリンバの演奏会があった。
世界的な名声を得ているマリンバ奏者の第一人者、塚越慎子(のりこ)さんを迎え、地元札幌市在住の沓勢津子さんとのデュオリサイタル。
プログラム
・M.シュミット/2-Gather
・C.ドビュッシー(山口真由子・編曲)/アラベスク第1番
・L.H.スティーヴンス/リズミック・カプリス(塚越さんのソロ演奏)
・安倍圭子/山をわたる風の詩~2台のマリンバの為の~
・M.ラヴェル(M.レス&サフリデュオ編曲)/道化師の朝の歌
・M.フォード/アフタ・ステューバ!(トリオ・石田千華さん賛助出演)
・P.チェン/エチュードニ長調(沓野さんのソロ演奏)
・A.ピアソラ/タンゴ組曲(第1~3番)
多彩なプログラムであったが、マリンバ奏者でもある安倍圭子さんが作曲した「山をわたる風の詩」が、日本の自然を如実に反映したすばらしい曲であった。
また、ピアソラの「タンゴ組曲」も、草原を吹き渡る風とそこに暮らす人々の熱い想いを感じさせとても良かった。この曲は、元々、ギターデュオ用に作曲されたが、マリンバとギターは相性がよく、そのままのかたちで演奏するという。
アンコール曲は、東日本大震災の鎮魂歌(復興支援テーマソング)「花は咲く」で、この災害で命を亡くした2万人をこえる方々への想いを新たにした。