トレニタリア（イタリア高速鉄道）に乗る

今回のイタリア旅行では、ナポリ → フィレンツェ間の移動に高速鉄道を利用した。
ナポリ発09：00で、フィレンツェ到着は、11：51。所要2時間51分（約458km）であった。

イタリアの代表的な鉄道会社は、民営化したトレニタリア社（略称fs）である。

トリノ～ミラノ～ボローニャ～フィレンツェ～ローマ～ナポリ～サレルノ間を高速鉄道で結んでいる。特に、FR：フレッチャロッサ（赤い矢）と呼ばれる真っ赤な車体の列車は人気がある。

ナポリ駅に入線するFR。全席指定で、従って改札も検札もない。

席のグレードは、エクゼクティブ、ビジネス、プレミアム及び、スタンダードの4クラスあって、今回乗車したのは、スタンダードの通称2等であった。

料金は、ナポリ～フィレンツェ間で約5,000円（季節、時間により異なる）である。

中央の通路を挟んで左右2席づつのボックスで、席の向きを変えることはできない。中央に作り付けのテーブルがある。

ドリンクとスナックを提供する食堂車も連結している。手前に写っている女性が、車内販売の準備をしていた。

最高時速は300km。今回の乗車中、286kmの表示が出た。
日本の新幹線に比べ、走行は静かでとても乗り心地が良い。周囲に武骨なコンクリートの壁がないのも良い。

何か、「新幹線」は日本のお家芸のように報道されているが、総合評価ではそうとも言えないのではと思った。

TGVを始めユーロスターなど、ヨーロッパには他にも優れた高速鉄道があり、機会があれば是非、乗ってみたいものだ。（TGVには、随分前だが、ジュネーブ～パリ間で乗ったことがある）

イタリア（かっ飛び）旅行

聖母子と二天使（Filippo Lippi：部分）＠ウフィツィ美術館

 

1日から1週間、イタリアの旅を楽しんで来た。

事の発端は、本年5月末頃、渋谷文化村でボッティチェリとルネサンス展を見たこと。

フィレンツェとウフィツィ美術館にはまり、何としても訪れてみたいと思っていたところ、恰好のツアーが見つかったので参加してみた。

主な訪問地と順路は、

ローマ → ナポリ → ボンベイ → ソレント → アマルフィ海岸 → フィレンツェ → ピサ → ヴェネツィア → ミラノ → コモ

旅は、普通の廉価版ツアーに「ビジネスクラス」のフライトが付いたお試し版。

種々面白い経験をしたので、追々、ご報告したいと思っている。

取り敢えず、フィレンツェの「ウフィツィ美術館」編をどうぞ。

ダ・ヴィンチの「受胎告知（部分）」

こんな名画の数々を身近にすることができ、幸せであった。

始皇帝と大兵馬俑展はじまる

 

10月27日から、上野の東京国立博物館で「始皇帝と大兵馬俑展」が始まった。

今年6月、西安の兵馬俑坑を訪れ、その壮大な規模、出土した兵馬俑の精巧な造りに感嘆した。

その全貌を再現すべく、かなりの数の兵馬俑の展示をはじめ、これを生み出した始皇帝とその時代に迫る意欲的な展覧会になっているようだ。

同じ坑から出土し復元された青銅製の馬車。大きさは実物の半分～始皇帝が使ったとされる。

「始皇帝と大兵馬俑展」

　開催期間：2015年10月27日（火）～ 2016年2月21日（日）
　会　　場：東京国立博物館（JR上野駅公園口徒歩10分）
　開館時間：AM 9：30～PM 5：00
　休館日　：月曜日・他の特定日
　主　　催：東京国立博物館、陝西省文物局、NHK、朝日新聞社など