風のたより

つれづれに

      我が家のお雛様

2011-03-01 | Weblog



        今日からはや弥生三月に入りました。
        三月と言えば雛祭りの季節です。

        長く押し入れに入っていた我が家のお雛様を数年ぶりに出して
        久しぶりに段飾りをしてみました。

        二人の娘もとうにかたずき、今ではもう御役目の済んだ我が家のお雛様ですが
        お雛様は雛の時期に出さないと押し入れの奥で泣くと聞きますね。





        このお雛様には懐かしい思い出がいっぱい詰まっています。
        長女が生まれた年、子供の寝ているすきを見ながら木目こんだお雛様でした。
        ですからもう○○年の年代物です。

        いざ出してみると下の方の飾り物の位置をすっかり忘れてしまい、何度も飾り変えて。

        上から順に一段目は内裏雛、二段目は三人官女、三段目が五人囃子、四段目が
        右大臣、左大臣、五段目が仕丁、衞士、三人上戸、六段目が嫁入り道具、
        そして一番下がお籠や御所車、重箱など。





        実はこの木目込み雛のほかに、我が家にはもう一対の親王飾りのお雛様があります。
        長女の生まれる前年買い求めた衣装着のお雛様です。

        顔も綺麗で気にいってはいたのですが、でもどうしても七段飾りの木目込み雛が
        ほしさに買い求めてしまったのです。
        いま思えば私がほしかったのかも知れませんが、、、、(笑)





        たしかこの七段飾りのお雛雅15体を、暇にまかせ一年近くかけて木目こみました。
        一体一体いま思えばけっこう根気よくやったものだと思いますが、、、、
        若いから出来たことですね。

        並んだ嫁入り道具などは今でも興味深く眺めてしまいます。
        本物そっくりよく出来ているものと感心しながら、、、





        お道具類は付いて来たのですが、お雛様の本体は衣装は着てなくて木目込み様の布が
        別個に入っていました。

        その当時知りあったママ友の一人が木目込み人形をしていたのを見て、娘のためにお雛様を
        木目込んでみたいと思い、見よう見まねで始めたのでした。
        経験もなしに無謀にもよくやったものだと思います。(笑)





        押し入れの奥にしまっていたためか出したら少々カビ臭くなっていました。
        うわー!やっぱりね。
        風も入れなかったんですから、お雛様も泣いていたことでしょう。

        それに防虫防かび用のパラゾール類をしっかり入れていたのですが、小さい虫食いが
        お人形さんの本体に数箇所見つかりました。
        ○○年もの年代物ですから仕方ありませんが、、、、





        桃の節句に梅の花が咲きだし、壇香梅が香り、季節はゆっくりと春の兆しです。
        これからは出来るだけ雛の時期にはお雛様を出して春の季節を楽しみたいなと
        思っています。

        せっかくあるゆかしい日本の文化、いつまでも大切にしたいと思い返しました。