今月19日より待ちに待ったコロナの自粛要請が緩和され、いよいよ「木曽川うかい」も始まりました。
例年だと一日が始まりでしたが、今年はコロナウイルスの影響でだいぶ遅れての開幕です。
開幕から数日後、この日も午後7時半より鵜飼船が出るということで、家から近い場所でもあり
今年も見学させていただこうと出かけました。
「木曽川うかい」は、この辺りからの乗船になります。
時間が早かったせいか、まだお客さんの姿も鵜匠さんの姿もありません。
時間まで心地よい川風を受けながら、ちょっと周りをぶらぶらした後再び乗船所へ、、、、
乗船場は、この名鉄電車が走る陸橋の下をくぐった先にあります。
もうすでに用意された鵜飼船が見えてきました。
名鉄電車と「犬山うかい」のこの取り合わせは、やぱり木曽川の夏の風物詩です。
梅雨の晴れ間、川風も心地よく、むしむしすることもなく、ちょうど良い「うかい」びよりです。
そろそろ準備が始まったようです。
並んだ丸い籠の中には、今夜の主役の10羽の鵜が入っています。
方折れ烏帽子と腰蓑をつけた犬山職員の鵜匠さんたちによって出発の準備が始まりました。
鵜匠さんのお仕事の初めは、鵜たちの首にひもをつけることですが、その匙加減が結構むづかしい
のだそうです。
きつく縛れば鵜が可愛そうなことになり、ゆるく縛れば鵜がアユを食べてしまい、お腹いっぱいの
鵜はアユを捕ることをしなくなってしまうとか、、、、
鵜匠さんの二人がかりでの作業がつづきます。
鵜も縛られたくないのかバタバタもがきますが、手慣れた鵜匠さんたちの手で
上手に付けられました。
毎年のように川岸から見学させてもらっていますが、この作業を見るのは始めてでした。
無事に作業も終わり鵜たちも、ぽっと一息でしょうか。
鵜匠さんからは今夜の観光客に作業の内容や「うかい」の歴史などが解説されていました。
そのあと今夜の観光客の乗り込みが始まりました。
出される観光船は今夜は二隻とか。
乗客を乗せた船は、いよいよ犬山城下の鵜飼いのショーの場所へと移動が始まります。