フランスの鷲の巣村を出たバスは、国境を越えてイタリアのジェノバ港にやってきました。
バスの窓から今回乗り込む大型客船MSC号が見えてきました。
「うわー、大きい!!」
添乗員さんのお話では、今回乗り込むMSC号はカジュアル船とのことですが、クルーズが初めての
私たち母娘にとっては、今からわくわく気分十分でした。
予定の変更で、乗船前にこのジェノバ港の観光が入りました。
ジェノバは北イタリア最大の港町で、中世から栄えた歴史ある港町で、海洋共和国として発展してきたアマルフィ、
ピサ、ヴェネツィアとともに、この4つの都市の旗印が現在でもイタリア海軍、及び商船の旗のモチーフになって
いるのだそうです。
石作りの立派な建物が続く旧市内と高級レジデンツの並ぶこのあたりは、2006年にユネスコ世界文化遺産
として登録されているそうです。
ジェノバ出身の歴史的に有名な航海家といえば、あのアメリカ大陸発見のクリストファー・コロンブスは、
このジェノヴァの出身です。
街の中央に立派なブロンズ像が立っていて、彼が少年時代を過ごしたという中世の家が今でも残っており、
バスの中からちらっと見ることが出来ました。
また石作りの堅固な建物の間にはこんな細い横道も~~~~
ジェノバ市内観光を終え、バスは港にやってきました。
港湾に隣接された建物から入り、入り口近くで健康のチエックカードの書き込みがありました。
その後いよいよクルーズ船に乗り込む手続きが始まりました。
まづチエックインカウンターで必要なのがパスポートと事前にもらっている乗船券(eチケット)、
そしてクレジットカード。
船内での支払いは全て事前に登録するこのクレジットカードからとなります。
この手続きが済むと一人一人にクルーズカードが渡されます。
このクルーズカードは、船内での買い物やサービスの支払いのほか、キャビンの鍵でもあり,乗下船の際の身分
証明書として使われるもので紛失すると大変です。
この大切なクルーズカードは皆さん首からしっかりと下げて下船時まで使います。
手続きを終えていよいよ乗船になりますが、今回乗った大型客船MSCの全景です。
そしてギャングウェイ(Gangway)と呼ばれる船客用の渡船橋を登り、いよいよMSCに乗船です。
初めての経験にわくわく気分がさらに高なりました。(笑)
広い甲板の先がエントランス。
今回私たち母娘にあてられたのは、幸いにも11階の調度船のまん中あたりでした。
部屋割りは乗船時まで分からず、事前に希望の部屋は選べませんでしたので、すべて運任せです。
今回乗ったMSCの船内案内の図です。
船は大体先頭部分にはショーなどのあるシアターがあり、船尾にはダイニングや、レストランが配置されて
いるようです。
また部屋番号は、先頭部分に向かい左側が機数、右側が偶数になっていて、私たちは偶数でしたので
船の右側になりました。
これもすべておまかせの部屋割でした。
長い廊下を歩き、いよいよ8日間過ごすお部屋へ~~~
ちょっとわくわくです。
そしてこのお部屋が、今回8日間お世話になるお部屋になりました。
バルコニー付きを選びましたので、お部屋からもバルコニーからも変っていく風景を眺められます。
お部屋の広さも十分で、さすがイタリアの客船だけありインテリアも綺麗で気に入りました。
ベットは実際にはツインになっていましたので、この配置ではありませんが、、、
このドアの左側に洗面所とシャワールームがあり、右側にはクローゼットがありました。
冷蔵庫上のテレビでは、次の寄港地の案内やクレジットカード使用の経過が表示されていて
そのつどチェックできました。
乗船後すぐ行われたライフジャケットを身につけて行われた避難訓練。
形式的に行われている感じで、みんな気楽な感じでしたが、実際の時には相当混乱することでしょうね。
幸い何事もなく終わりましたが、、、
避難訓練終了後、船内をまづチェック。
そして初めての13階のレストランへ。
窓の外には、山を背に広がるジェノバ港が見渡せました。
そして17:00、MSCはゆっくりとジェノバ港を離れ、次の寄港地チビタベッキアに向けて動き出しました。
クルーズの始まりです。
(続)
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