地中海を時計回りに進んできたMSCは、マヨルカ島をあとにし翌日の朝スペイン第3の都市のバレンシア
にやってきました。
これまでは各国でたくさんの荘厳なカテドラルや歴史的建造物を見ることが多かったのですが、バレンシアで
最初に目にしたものは、全く違う近未来的な建物群でした。
バスから降りてさっそく見たものは、どれもこれも近代的な建物ばかり、、、、
ここはバレンシアの新しい顔として最近有名になった「芸術科学都市」という場所だとか。
橋の向こう側に見えるのは、丸いドーム型のソフィア王妃芸術宮殿。
そしてこちら手前がIMAXシアターの「レミスフェリック」といわれる建物と後ろががフェリペ王子科学博物館。
どちらもまるで今まで見てきた建造物とは全く違う様子に、ただただ圧倒されました。
まるで恐竜の背骨を連想させるようなフェリペ王子科学博物館は、その中でも異彩を放していました。
これらはいづれもスペインの科学と芸術を複合させた施設ですが、もともとこの場所は1957年に大洪水を
起こし、その後1980年に公園となったトゥリア川の古い川床にたてられた現代建築群なのだそうです。
マドリッドでもバルセロナでも見たことがないスペインの新しい顔を見た思いでした。
この後はバレンシアの街中を歩き大聖堂に向かいます。
バレンシアの清々しい朝の明るい日射しが街に注いでいました。
バレンシア大聖堂が見えてきました。
高い塔の上には鐘楼があるような、、、、とみていると、、、
その建物の前になぜか綺麗な民族衣装を着た男女の姿、、、、
これは一体??
思わず皆さん持っていてカメラを向けて思いがけない光景を喜んで撮らせていただきました。
これは単に結婚式の記念写真を撮っていたのでしょうか、それとも観光客へのスペインらしいサービス??
いづれにしても観光客にとっては、スペインの素晴らしい民族衣装を見せていただけラッキーでした。
そしてここがカテドラル。
ここが3つあるといわれている入口のうちの正面にあるバロック様式のファサード。
そしてこれがカテドラル内部の祭壇。
街の喧騒を離れ、ここだけはしんと静まり荘厳な空気が流れます。
今までにどれだけ同じような光景を目にしたことでしょう。
大聖堂を出てから、ふたたび街を歩きスペインの建物などを眺め~~~~
街の雰囲気を感じながら次の中央市場へと向かいます。
後ろの赤いオープンカーは、街を回る観光バスのようです。
途中こんなオレンジの木を見つけたり、、、
それもそのはず、ここはバレンシア、、、バレンシアオレンジの産地でした。
又、こんな光景にも遭遇!!
プロのカメラマンでしょうか?
カメラとマイクが付いていて一人で取材しているところだったのでしょうか?
こんな撮影の仕方は初めて見ました。
そしてバレンシア中央市場が見えてきました。
外観はとても市場というイメージとは違いお洒落な感じがします。
それもそのはずで、この建物は19世紀末から20世紀初頭にヨーロッパで流行した芸術運動「モデルニスモ」
という様式で建てられたものだとか。
この市場はヨーロッパでも有数の大きさを誇り、建物はガラスドーム型で、中では数百ものブースが入っています。
中は観光客や地元の買い物客でいっぱいで活気づいていました。
やはり目を引くのは店頭にズラリとぶら下がっているこの生ハム、壮観ですね。
カラスミのお店もありました。
この果物店で飲んだマンゴーオレンジの味はフレッシュで最高でした。
市場の外には、ここにもいろんなお店が並び活気にあふれています。
並んだお店の中には、、、、、ありました!!パエリアのお鍋!!
大きさもいろいろですが、一つほしいと思っていたので、中の大きさのお鍋をついにゲットしました。
船に戻ると、夜は2回目のフォーマルナイトがありました。
そしてクルーズは、いよいよ最後の寄港地となるマルセーユに向けて午後2時半出港しました。
(続)
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