夜の間地中海を走ったMSCは、朝7時イタリアのチビタベッキアの港に入りました。
寝ている間に目的地に連れて行ってくれるクルーズ船は、時間のロスがなく効率的です。
9万2000トンの大型客船は、ほとんど揺れもなく持っていった船酔いの薬は使うことは
ありませんでした。
チビタベッキア港からバスでお決まりのローマ観光です。
最初に訪れたのは、世界で一番国土の狭いバチカン市国でした。
人口は約800人、面積はたったの0.44㎞。
この日は朝早かったので、長い行列の末運よく中に入れました。
何度か来ているところですが、大聖堂内部は何回見ても素晴らしく、ただただ圧倒される雰囲気があります。
荷物検査の末、やっと大聖堂の中へ。
青空をバックに建つサンピエトロ大聖堂
カトリックの総本山の威厳があります。
大聖堂を入ってすぐ右側にはミケランジェロ21歳の時の作品の「ピエタ」像があります。
イエスキリストを抱きかかえる聖母マリア。
2年の歳月をかけ大理石の一枚岩から壮麗な彫刻を彫り上げたものだとか。
ピエタ像を見た後は、大聖堂の中を~~~~
ラテン十字の形をした大聖堂は南北約150メートル、東西約210メートル、床面積は2万3000平方メートルと
かなりの広さで大聖堂の奥が見えないほどの広さです。
大聖堂の見学を終えて階段付近には、スイスの傭兵の姿が~~~
山国で資源のないスイス人があちこちの国の傭兵として昔から出稼ぎをしているということでしたが
その中で特に有名なのはこのサンピエトロ大聖堂の傭兵のようです。
きりりとしまった体形に鮮やかな衣装の傭兵は、観光客の目を引きました。
大聖堂見学後外に出てくると、観光用の馬車が、、、、
石畳に馬車のひづめの音は、ここがヨーロッパであることを実感しますね。
バスの中から眺めるサンタンジェロ。
映画「ローマの休日」にも出てきたお城です。
その後バスは、映画「ローマの休日」で一躍有名になったスペイン階段へ。
近くにスペイン大使館があったために名づけられた階段ということです。
このスペイン大使館の前の道を通りスペイン階段へ。
この日はなぜか警察官の姿がありました。
そしてこれが有名な「スペイン階段」
オードリヘップバーンがジェラードを片手に下りてくるシーンで有名な階段ですが、今ではここでの飲食は禁止。
この日は何かデモだったようで、騒々しい雰囲気でした。
この後訪れたのは、この細い路地の先に、、、ローマではまたまた有名な「トレビの泉」でしたが、、???
なんと只今修復中で、まったく想像もつかない姿にがちょっとがっくりでした。
ここトレビの泉では後ろ向きにコインを投げると、またここに来れるというジンクスがありますが。
確かに私も3回ほどここに立つことができました。
修復中の前で、仕方なく訪れた人々は、同じように後ろ向きにコインを投げ入れていましたが、、、、
ローマ観光の最後は、これまた有名なコロッセオへ。
以前来た時はコロッセオの中に入っての観光でしたが、今回は外側からの観光で、ちょっともの足りなさ
を感じましたが、これも出港時間が決まっているクルーズでは仕方ないですね。
青空にくっきりと聳える古代遺跡のコロッセオ。
ローマの街は古代と現代がまじりあい不思議に調和している興味深い街でした。
船に戻り、夕方から始まった今回1回目のフォーマルナイトに参加しました。
ドレスコードは、そんなに堅苦しいものではありませんでしたが、皆さんそれぞれにおしゃれして
メンバーの中には数人着物姿もありました。
お食事前のガラカクテル(無料)サービスで、、、
大きな円卓を囲んでのフォーマルナイトのディナーパーティー。
周りにはたくさんの外国人の姿も、、、
今回このクルーズには、世界70カ国からの参加があったようです。
こんな雰囲気でのディナー、なかなか経験できない事で、皆さんとはおしゃべりにお食事にと
大いに盛り上がりました。
(続)
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