私がこの「武相荘」のことを知ったのは、確か数年前NHKで放送された特集の時でした。
日本で最初にジーパンをはいた男!!
マッカーサーに苦言を呈したゆいつの勇気ある日本人!!
白州次郎という人物もその時改めて知った気がします。
その奥さんが白州正子、このお二人のかつてのお住まいを訪ねました。
この日は娘とは別行動し、一人で渋谷から井の頭線と小田急線を乗り継いで~~~
渋谷からの井の頭線が地下3階から出ているとは知らずウロウロ、、、もうすっかりおのぼりさんです。
小田急線の普通に乗り換え鶴川駅で下車。
駅からはバスで5、6分、その後さらに徒歩で5、6分。
バス通りから左への横道の坂を上った先に、やっと「武相荘」がありました。
緑いっぱいの木々に囲まれたお住まいで、左にショップを兼ねた窓口があります。
お住まいに入る手前には広い休憩所があり、黒光りのするクラシックカーが置かれていました。
これはかつて白州次郎が乗っていたイギリス製の名車でしょうか?
左側の階段を下りると、下庭に続く板張りの道が続いています。
その左側の部屋ではこの武相荘の紹介ビデオが流されていました。
一通り見た後は、いよいよこの長屋門を通り母屋へ入ります。
大きな木の向こうに風情ある建物がいくつか見えています。
手前の右には併設されているレストラン(予約制だそうです)があり、離れを挟んで、
その奥に母屋が見えました。
ここから中のお部屋を見学できましたが、、、、残念、部屋の中の撮影は禁止でした。
靴を入れるビニール袋も上ばきのスリッパ入れも大きな籠に入っています。
ここはかつて家畜がいた土間だったところとか。
今はゆったりとした素敵な応接間になっていました。
(この写真は公開されているネットからお借りしています。)
奥座敷には夏限定の設えの展示があり、夏使いの数々のガラスの器が並んでいました。
(この写真もホームページからお借りしています。)
さらに母屋の奥には、白州正子が使っていた書斎が、、、、、
四方にぎっしりと並んだ書籍の数々、読書家だったんですね。(ネットより)
茅葺屋根の大きな母屋の前には、広いお庭があり見学者の為か何脚かの椅子が置いてありました。
椅子の上には、雨上がりの雨粒が光っています。
お庭の先には竹林があり、右側には裏山へと続く山道がありました。
竹薮の中の置かれた由緒ありげなこの石楼は???
せっかく遠くまで来たので、裏山もぐるっと一巡りしてみました。
土地は全部で2000坪ぐらいとか。全部はとても回りきれません。
またお庭に戻り、棟続きのお住まいの前を通り第二ギャラリーへ。
後で分かったのですが、母屋の続きにはここに第一ギャラリーがあったんです。
うっかり見逃してしまい、、、残念でした。
ここが第二ギャラリー。
”どうぞご自由にお入りください”の案内に誘われて、この階段を上った先には、、、、
当時には珍しい、とても洒落たバーカウンターのあり、壁にはお二人の大きなパネル写真が
貼ってありました。
(この写真もネットからお借りしました。)
この部屋でどんな人々と杯を交わしたのでしょう???
今回「武相荘」を訪ね、何事にもとらわれないお二人の素敵な生き方を垣間見せて頂き、とても
大らかな気分にさせていただきました。
今回は渋谷に泊まったので是非一度訪ねて見たいと
思っていました。
白州次郎という人は、こんな日本人がいたのかと思う
ほどの容姿も考えも日本人離れの人ですね。
是非東京方面にお出かけの折には、、、、
茨城の実家の帰りはいつも東京、横浜に立ち寄って
きます。
特に横浜は 名古屋に来る前に戸塚や瀬谷に数年
住んでいましたから、ついつい懐かしくて、、、
でも今やどこへ行ってもすっかりおのぼりさんです。
行って見たいな・・・
失礼しました。
日本の歴史を動かした「白州二郎」、その生活の一旦を垣間みる事が出来て、うれしく思いました。
有難う御座いました。