風のたより

つれづれに

セントレア  その3   “ 源氏物語のデコパージュ ”

2008-05-25 | 中部国際空港(セントレア)


   セントレアではもう一つのイベントが行われていました。
   源氏物語誕生から一千年を記念しての“デコパージュ”展です。

   “デコパージュ”??って一体どんな物でしょう??
   私には今までに馴染みのないものでしたが、かえってそれに興味を
   そそられました。

   “デコパージュ”とはフランス語(decouper)で「切り抜く、切り裂く」という
   意味なんだそうです。

   17世紀にイタリア・ベニスの家具職人が日本の漆工芸を真似て作った
   のが始まりといわれているようですが、知りませんでした。
   一体何を切り抜くんでしょう???
   興味が尽きません。


<■説明文1■<
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ソースはsakuraさんよりお借りしました。
小さい画像をクリックしてください。

   で、分かったことですが、このデコパージュはネットで調べたところ、、、
   もとは石鹸やタイルなどの表面に、紙に描かれた模様や絵の切り抜き
   を貼って飾り、その上にコーティング剤を塗り重ねて作り上げる工芸品。

   18世紀中頃には、ヨーロッパで広まり、フランス上流階級の婦人の間で
   流行したんだそうです。
   20世紀に入ってからはアメリカでも大流行し、やがて日本にも伝わり人気
   が出てきたと言うことでした。

   今では家具や調度品にいたるまで、何にでもデコパージュでの装飾
   が出来るようです。



デコパージュ


   そして上が、源氏物語を元に作られたデコパージュで表現された
   源氏物語の世界です。

   絵は描いた物の他に、すでに専用に描かれた絵を貼り付け、中に粘土
   などを入れて膨らみを出したり、何枚も同じ物を重ねて3Dにしたり、、、

   右下三番目の本の形の物は,いらなくなった厚手の本物の本だそうで、
   ページを折り曲げてコーティングして形を作ったとか、、、

   どれもみな素晴しく平安の世界を優雅に表現されていました。

   デコパージュの世界をほんのちょっぴり覗いた気分になりました。

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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
デコパージュ (えったん)
2008-05-25 11:09:34
こんにちは、妹がデコパージュを習ってた時があって、我が家にプレゼントの壁掛けや時計があります。
少しずつ色あせてきましたが、大事にしてるんですよ。
フランスで流行ってた事は聞いてましたが、上流家庭の奥様たちの手芸だとはしりませんでした。
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こんにちは♪ (yocco)
2008-05-25 13:53:46
デコパージュと言えばバラなど西洋的な図柄を想像しますが
源氏物語のデコパージュ、日本的な図柄も蒔絵のようで素敵ですね

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セントレア (naoママ)
2008-05-25 16:17:37
まだ行った事のない「セントレア」を充分に堪能させていただきました。
ダイニングブッフェの1500円はお安いですね。
私も行くことがあったら是非ここでお食事かな~

バリダンスも楽しませていただきました。
お顔の筋肉トレーニングやダイエットに良さそう・・・
タイに旅行した時に見た舞踊と似ているような?違うような?

そして今回の「源氏物語のデコパージュ」は、繊細な日本の蒔絵にソックリですね。
発祥はベニスですか・・・
友人がデコパージュを習っていて、作品を見せてもらった事がありますが、西洋的なバラの絵が多かったようです。
こうして日本的な絵を描けば、雰囲気がまるで違ってきますね。
ビックリしました。
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えったんさんへ (風のたより(S.K))
2008-05-25 19:45:32
こんばんは。

えったんさんのの妹さんは、このデコパージュを
習っていたのですか?
壁掛けや時計のデコパージュのプレゼントが、、、
とってもお洒落な趣味ですね。

私は今回までデコパージュがどんな物か知りません
でした。ちょっと遅れていますね。(笑)

フランスでは上流階級の奥方の間で流行ったそう
ですよ。そんな雰囲気がありますね。
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yoccoさんへ (風のたより(S.K))
2008-05-25 19:52:19
こんばんは。

恥ずかしい事に私は今回までデコパージュという
言葉だけは聞いていましたが、実際にはどんな物
か知りませんでした。

やっぱり欧米で流行っただけに図柄もバラなどの
花柄が多いんでしょうね。

今回は画題が源氏物語と言う事で、ぐっと日本的
な図柄になったのでしょうね。繊細で綺麗でしたよ。
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naoママさんへ (風のたより(S.K))
2008-05-25 20:00:14
こんばんは。

デコパージュの技法は元をただせば日本の蒔絵や
螺鈿の技法を真似たという事です。
やっぱり日本の繊細で優美な技法は欧米でも珍重
され真似されるほど価値があったのでしょうね。

naoママさんはタイにも行かれたのですか?
それではきっと同じようなバリダンスご覧になった
ことでしょうね。

セントレア、いろいろと楽しめる所です。
今や空港もイベント会場になっていますよ。
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源氏物語! (maruco)
2008-05-27 12:23:25
風のたより(S,K)さん

源氏物語誕生から一千年を記念しての“デコパージュ”展 珍しい物がいっぱいですね。

写真撮影も出来たので良かったですね。

何時も目新しい記事のUP楽しみにしております。
有り難うございます。
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marucoさんへ (風のたより(S.K))
2008-05-27 19:23:15
こんばんは。

デコパージュ、私も今回初めてその作り方を
知りました。

元々は日本の螺鈿や蒔絵が珍重され、それを真似
たものとして独特の工法が編み出されたようです。

日本の工芸品が基本になっていたと聞いて、
やっぱり日本の繊細な技術やセンスが欧米でも
高い評価を得ていたことがわかり、ちょっと
誇らしい気分になりました。
返信する
繊細で華美な世界 (松ぼっくり)
2008-05-27 21:09:39
こんばんは お邪魔します。清々しい一日でした。

 デコパージュの切り抜き工芸は素晴らしいですね。繊細で華やかな源氏物語の世界が見事に再現された感がします。撮影もいいですね。又、セントレアは面白いイベントが多く、写真の撮影もOKでいい処ですね。

 厳密に言うと源氏物語自体の成立は不明なのです。紫式部が仕えた宮廷の中宮彰子の出産(1008年)から2年間ほどを描いた「紫式部日記」(成立2010年)の中に”源氏物語が読まれている“との記載があるところからきています。あれだけの長編なので一気に書いたもではなく各巻ごとに発表し、それぞれが別個に読まれていたと考えるのが妥当のようです。今の54帖の形になるまでには幾つかの写本をも経過しています。学者の間では諸説紛々の謎の多い作品ですね。

 余計なことで失礼しました。素晴らしい記事をありがとうございました。
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松ぼっくりさんへ (風のたより(S.K))
2008-05-27 22:44:11
こんばんは。

以前このセントレアでキルトで表現した源氏物語
の世界展がありましたが、これはそのデコパージュ
版とでもいうものでしょうか。

今回はデコパージュなるものがどんな物か私自身
良く分からず出かけたのですが、係りの方の説明で
その工程が理解できました。

日本の螺鈿や蒔絵を真似たものと分かり、改めて
日本の工芸品の質の高さに驚きます。

源氏物語誕生から一千年と言われていますが、厳密
には不明と言う事でしょうか?
ますます謎が深まりますね。
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