風のたより

つれづれに

                   ~~~  クリスマスローズ その2   震災に思う ~~~

2014-03-11 | 季節の草花



2011年3月11日から早三年が巡ってきました。
今朝は光に明るい春を感じましたが、まだまだ気温は上がらず寒い日となりました。





東北仙台に住む友人、知人からは、今年もちゃんと年賀状が届きほっとしています。
きっと厳しい現実の中で、復興という目標に向けて頑張っているのだと思います。





一度お見舞いにと思っていても、なかなか実現できずにいます。
離れて住んでいると、テレビや新聞の報道からしか知らない現実です。

きっとそれだけでは分からない状況があると思うのですが、、、、





今や震災は決して他人事ではありません。
東海、東南海、南海を始め首都直下型地震の到来が叫ばれています。





テレビから流れる東日本の震災直後の映像は、何度見てもただただ恐ろしく、
自分がその場にいたら、はたしてどうしただろうと想像するだけでも不安と焦りが
こみ上げてきます。





海沿いに住んでいなくとも、地震は今や日本列島全体の大きな心配事です。
山が近ければ山崩れだってありえるし、近くに断層が走っている場合も心配の種です。





実際に災難を経験し、難を逃れて生き延びた方々の経験談は、貴重で大きな参考になります。
機転を利かせた生きる知恵が、生死を分ける場合もあるようです。





また上空の救助ヘリからは、鏡による救助信号が一番目立ったと言います。

両手を上げて大きく振る動作や、白い物を振り回し知らせることより、一番目立ったのは
やはり鏡など光る物の利用だったようです。





手鏡など光るものをかざして伝えることが、ヘリからは一番発見しやすかったとか。

それと笛、居場所を知らせる方法として、声も出せない状況時には一番よい方法のようです。





もう一度真剣に震災に向きあわないと、、、、
避難袋の点検をもう一度本気で考えなければと思います。

ただどこで災難に遭遇するかは、今や神のみぞ知ることで、その運、不運が
あるかもしれませんが、それはその先のこと。
「備えあれば憂いなし」の気持ちでいたいなと思いますが、、、、、???

“ 何もない毎日は贅沢なことで、一番幸せなことですよ”
と言っていた今でも避難所に暮らす人の言葉が印象的でした。

                   ~~~~~  クリスマスローズ  その1  ~~~~~

2014-03-09 | 季節の草花



暦の上ではとうに啓蟄が過ぎても、まだまだ寒さの残るこの頃です。

そして忘れることのできない3月11日も二日後に3年目を迎えます。
復興の兆しがいっこうに聞えて来ないことは、遠くに住んでいる身でも気がかりの一つです。





そんな寒く冷たいこの時期でも、季節の花々はもう咲きだしています。
クリスマスローズの咲く公園へ、、、、、














クリスマスローズの花の色もいろいろ、、、
淡い優しい色合いの花がある中で、ぐっとシックに濃い赤の存在が目立ちます。
人の好みもいろいろ、、、、花の色もいろいろ、、、、


















クリスマスローズの花言葉は、「追憶」「私を忘れないで、、、」
花に込められた思いが、心に沁みます。

                   ~~~~~    ちょっぴり春が、、、、、~~~~~

2014-03-04 | Weblog



弥生三月を迎え、庭の白モクレンのつぼみも心なしか膨らんできました。
でも春の天気は変わりやすく、また寒さが逆戻りの予報も出ています。





先日、所用で出かけた帰り、県美術館の近くを通ったので寄ってみることに、、、

美術館前の道路沿いには、こんな変わったオブジェがあります。
サックスを吹く太っちょおじさんと、本の横にちょこんと座った猫??

なんだか変わったとり合わせですが、おじさんと猫の微妙な雰囲気に思わずこちらも
ほんわかした気分になりました。

そうそう、ここは美術館の道向こうの県の図書館前でした。
それで猫の横に本があったんでしょうか??

春の日差しの中で、おじさんも猫も、ちょっぴり気持ちよさそうです。





美術館の広い庭をひとめぐり、、、、、





庭の中には、長良川を連想させる小川が流れています。





池に移りこんだ木々にも、まだ春の芽吹きには、ちょっと早そうですですが、、、、





やわらかな春の日差しの中で、庭先に並んだ石のオブジェの間を、木々の影が射しこんでいます。





偶然に立ち寄ったので、期待の展示ではありませんでしたが、美術の学生の卒業制作の
絵画をゆっくり観賞させていただきました。

若い感覚でとらえた斬新な表現など、どれもみな力作揃いでした。





お昼も過ぎてしまったので、今日のランチはこの美術館併設のレストランでとることに。

出された色どり鮮やかなな器と、体に優しそうなメニューに思わず嬉しさが、、、
ちょっぴり春を先取りしたようなメニューです。





美術館でちょっと遅めのランチ、、、ただそれだけですが、なんだかちょっとだけ心が
豊かになったような嬉しい早春の午後でした。



                   ~~~~~  太田宿のヒレンジャク  ~~~~~

2014-03-02 | 野鳥



今年も中仙道の太田宿のヤドリギに、ヒレンジャクがやってきたという新聞の報道を見て
さっそく出かけてみました。
毎年やってくる北の国からの訪問者ですが、今年は去年よりだいぶ飛来が遅かったようです。





中仙道会館の庭には、この会館のシンボルの大きくて立派なエノキの木があり
その木に出来たヤドリギの実を食べるために、ヒレンジャクがやってきます。

行ってみると去年よりヤドリギの数がずいぶん増えているように見えます。
ただ肝心のヒレンジャクの姿は見えず、、、、???





どうやら木曽川沿いの護岸工事の音が災いしているようです。
でも朝には14,15羽は来ていたとのことですが、、、、???





待っている間、中仙道沿いの宿場の面影が残る道筋を散策することに、、、
鮎の甘露煮を売るお店。





この辺りには、店構えや二階の窓の作りなどに、まだまだ宿場町の雰囲気が残っています。
店の奥には、ここにもお雛様の雛段が見えました。





ここはお休み処になっている旧小松屋。
江戸時代には伊勢参りの旅籠だったところとか。





中にはこの地の出身者の坪内逍遥を紹介したパネルの展示があり、平日でも見学者が
けっこう見えています。





道沿いには、この地の地酒の造り酒屋の蔵が並んだり、、、





旧太田宿の脇本陣だった小林住宅などが並んでいます。
立派な門構えやうだつを持った由緒正しきこの住宅には、今でも持ち主が住んでいるとか。





ところでかんじんのヒレンジャクですが、、、、(笑)

街を一回りして戻ってみると、、、、やっぱり一羽もいません。
数人いたアマチュアカメラマンも一人去り、二人去り、、、、
どうやら今日は無理のようです。

、、、ということで、この写真は去年の丁度今頃撮ったものです。

独特の風貌は、まるで歌舞伎役者のくまどりのような顔ですね。
ヤドリギの実を食べてから、のどが渇くのか水場に下りてきた時の様子です。





帰りがけに寄った会館の中の土産物のお店の隅にも、お雛様が並んでいました。
明日は3月3日お雛様、雛の節句です。