今回(4月23日)の神戸ミーティングでは、8名の方々にご参加いただきました。
小学校から高校までの学校生活の中でも、修学旅行や林間学校等、高学年になると
宿泊を伴う行事も多く、宿泊先で性別によって部屋割りを決めたり、入浴したりする
場面でしんどさを感じる当事者の生徒さんも少なくない事はよく耳にします。
今回は、当事者のお子さんで、学校生活中に先生方との間に不意に起こしてしまった
トラブルに関して引け目を感じる様になり、自分のセクシュアリティーの事を含めて
2重の悩みを抱えてしまう事となり、長期での集団生活を伴う修学旅行へ不参加に
したと言うお話を伺いました。
セクシュアリティーの他にも、障がいや持病、過去の経歴などで2重3重と不当な
扱いを受けてしまう、ダブルマイノリティーの方の話について、話題になったり
実際に相談を受けたりする事が増えました。
LGBTQに関わる情報や知識について不断のアップデートが必要なのは
無論ですが、それ以外にも様々な社会問題についても幅広く知ると言う事も
必要な時代になりつつあると思います。
しかし、一人ですべてを抱えてしまうと却って逆効果になってしまいます。
今回も臨床心理士でスクールカウンセラーの経験のある方も出席され、学校
生活においても身近にできる専門家の人々とも繋がりを持ち、相談を受けた
側も抱え込まず、連携しながら対応を進めて行く事が、ますます大切になる
時代が来ていると再認識しました。
当日は東京で恒例の「レインボープライド2023」が開かれ、1万人の方が
渋谷の街をパレードされたとのニュースを聞きました。
また、今度の5月3日(祝)に神戸で初めてのレインボーフェスタが開催される
事になり、当会もブース出展します。
これを契機に、地域社会と「つなぐ会」として地域の様々な団体や人々と
繋がりを持つ事で、様々な課題について共に考えていける様にしていきたいと
思います。