LGBTの家族と友人をつなぐ会ブログ

レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの家族や友人による会のブログです。

4月亀山市「素自カフェ」の報告

2023年04月18日 | Weblog

令和5年4月16日(日) ひのめ 和室

 

ゲイ当事者 2名
Xジェンダー当事者 1名
トランスジェンダーの子を持つ親 2名
同性愛の子の親 2名
医師 1名
当事者の友人 1名 とその子ども 1名      計 10名

 

今回のミーティングは、新しい参加者の悩みについて感じたことや自分の経験を伝え合いました。

 

【子どもの話】

10年前にカミングアウトを受けた子どもに、最近もたまには帰ってきてほしいという連絡をとっても、「生き方を否定され傷つけられたことは許せない、会いたくない」と言われてしまう。きつい言葉で返される。

→自分も母親にカミングアウトし、前向きに受け止めてもらっていたと思っていたが、母が亡くなった後に、祖母から、母がカミングアウトを受けてすごく泣いたり悩んだりしていたと聞いた。カミングアウトを受ける側もすごくしんどい。

→誰に否定されてもいいけど家族だけには認めてほしい。

→自分から親にカミングアウトしたことは一度もない。メディアを通して親は知ることになったが、今でも会ったとしてもその会話はしない。

→私の子どもは自分からではなく、高校の先生を通してカミングアウトを受けた。だから、そのお子さんはものすごく勇気をもって言ったと思う。

→並大抵の勇気じゃない。これで否定されたら人生終わるというくらい。

→お子さんは、これまでのしんどい生き方、生い立ちの中で、自尊感情を低められ、親にきつい言葉をぶつけざるを得ない状態なのだと思う。でも出会いの中で自尊感情が高まった時に、親なりに一生懸命考えてくれたこと、大事に育ててくれたこと、傷つけてしまったということに気づけるかもしれない。でも今は難しい。それだけしんどい中で生きてきたから。

→あきらめてないからこそ、親にそれだけの言葉をぶつけるのだと思う。

→自分もそのお子さんと同じように親への恨みつらみを手紙に書いて渡そうとした。でも渡さなかった。そのお子さんは親にぶつけられているだけいいと思う。それを受け止めてくれる、変わってほしい思いを伝えたいと思う親だとあうこと。

→カミングアウトを受けたのが10年前だとすると、社会にLGBTQ等が全然広まってない時代。きっと、カミングアウトを受けて、当事者を傷つける言葉を言ってしまっただろう。この10年間でお子さんに言った言葉やかかわりをひとつずつふり返って、自分の中の偏見や差別心を見つめることも大事だと思う。当事者はその変化を敏感に感じるから。お子さんも、親のそういった変化を感じられたら、また会いたいと思うかもしれない。

 

次回は令和5年5月21日(日)15:30〜「ひのめ」で行います。

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