令和5年4月3日 いなべ市役所 シビック棟2階研修室5
トランスジェンダー当事者 3名
トランスジェンダーの子を持つ親 5名
Xジェンダー当事者 2名
同性愛当事者 1名
同性愛の子の親 1名
医師 1名
当事者の友人 1名 計 14名
今回のミーティングは、新しい参加者も交えて、様々な話題がありました。
【友人からの相談の話】
Xジェンダーの友人が同性パートナーの相手の親に認めてもらうために戸籍を変えようとしている。友人としてどう言葉かけをしたらいいものか?
→戸籍を変えたら果たして認められるのか?
手術までしないと性別を変えられない日本の社会がおかしい。
同じようなケースの話を聞くことがあったが、術後でも破綻した例がある。
【学校の話】
4月から高校へ。名前は通称名。セクシャリティのことは学校にも話をした。学校生活が始まってみないとわからないところがある。
→「体育の授業は男子として受けたい」のように、一つひとつ希望を伝えて選択していくとよい。
つらいことがあれば誰かに相談できたらいい。
【子どもの話】
性別のことよりも、自閉症の症状がひどく悩んでいる。感覚過敏、人の気持ちがわからない。生活が困難。
洋服店に子どもと一緒に出かけたら、スカートとブラウスでいたためか「息子さん」といわれ、メンズコーナーを案内された。内心「娘です」と言いたかったが、子どもが傷つくと思って言えなかった。
→その店員一人の存在で、左右されることはない。(そんな人もいるとスルーしたらいい)
当事者は自分では言いづらいこともあるから、「娘です。」と周りが言ってくれると嬉しい。
【服装の話】
日によって、服装が男性的だったり女性的だったりする。自分らしい服が着れたらいい。「自分は自分」。
【お風呂の話】
・病院でお風呂に入るときに男性か女性かで分けられるのが嫌で、一人の時に入らせてもらえるよう対応してもらった。トイレに入るときは今も迷うことがある。
・「小学生の時のトラウマが原因で、性別違和だと思われていた。周りから男性と思われていたが、お風呂は女性のほうに入ると「あの子やっぱり女の子だった」といわれて嫌な思いをした。
・日本は男性か女性のどちらかにあてはめられる。”性は多様である”と言いつつも結局どちらかにはめ込む癖があると思う。
次回は令和5年5月1日(月)13:00〜 いなべ市役所で行います。
※産婦人科医師にもご参加頂きますので、ホルモンの相談を個別に個室ですることができます。