6月3日(日)、第49回神戸ミーティングを行いました。参加者は30名。その中で初参加者は7名でした。今回はゲストはなく、ゆっくりみなさんとお話しすることができました。
ある初参加の方は、中学生の時友人からカミングアウトされ、その時はショックを受けたが、関心を持つようになったと。そしてこの春、子どもの頃近所に住んでいたアメリカ人の結婚式に出席するため家族でアメリカに行かれたのですが、なんとその彼は日本人の彼氏と同性婚をされたのだそうです。「果たして差別や偏見はどこから来るのでしょうか・・・?」という質問をみなさんに投げかけられ、「大多数に入りたいから・・・」「整合性が付かないから・・・」「「無知から・・・」など、さまざまなご意見が交わされました。
ある親世代の友人の方から「親は最初は自分の夢を子どもに転嫁しようとする。それが無理だとわかると、次はせめて平穏な人生を・・・と願う。そんな中でカミングアウトされると、果たして平穏な人生が送れるのだろうか・・・という心配でいっぱいになる。でも親にとって平穏な人生とは何かを考え直すチャンスになると思う・・・」というお話がありましたが、 子どもにカミングアウトされた当時の自分を思い出して、「あー、そんなことも考えていたなあ」と、どこか懐かしいような気がしました(笑)
「母にカミングアウトしたけれど、ちゃんと理解してもらえていないかも・・・」と話してくださった方。「自分は若いころも当事者としてあまり悩まなかったが、こんなに多くの方が悩んでいることを知って何かできることをしたいと思った」という方。またアイダホイベントで“フリー・ハグ”をしたというご報告もありました。(”フリー・ハグ”みなさんはご存じですか?なんとも素敵な活動だと思いました!)
また、以前参加された聴覚障害をお持ちの方が、今回は同じ障害をお持ちの友人と一緒に参加してくださいました。今回は二人の参加者が要約筆記者として活躍してくださったおかげで、ミーティングの3時間を共有することができました。さまざまなセクシュアリティ、さまざまな立場のみなさんが参加してくださる「つなぐ会」のミーティングですが、「できるだけ大きな声でゆっくり話す」という、考えてみればこんな場合には当たり前な行動も、今回指摘されて初めて気付きました。さまざまな障害をお持ちのみなさんとも一緒にミーティングの時間を過ごせるように、「つなぐ会」はさらに努力していきたいと思います。
みなさん、ありがとうございました!!