☆桑島さんのエッセイです。オードリー・ヘップバーンの「シンデレラ」ストーリーのもう一つの意味とは・・?でしたね。
なるほどシンデレラも、オードリーが演じた『マイフェアレディ』のイライザも、『ローマの休日』のアン王女も、本当の自分を隠さなければならない役柄でした・・・人はマジョリティの部分は隠す必要はないけれど、マイノリティの部分は隠したくなるもの。誰しもそんな部分を抱えているのではないかと思います。あのオードリーでさえも!? つぎは『赤毛のアン』へとお話は移っていくそうです。桑島論の展開は意外な方向へ・・この意外性こそが、私が桑島ファンである所以です(笑)次が待ち遠しい!!
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虹色の皆さん、シンデレラは女性にとってのサクセスストーリーに〈光〉が当たりがちです。意地悪な継母と継姉さん?にいじめられていた(泣)シンデレラが親切な魔法使いに助けられて美しく〈変身〉します。舞踏会で王子が一目惚れするものの魔法が解けて「本当のシンデレラ」に戻ってしまう前に名前も告げずに王子の前から姿を消します。「ガラスの靴」を残して…
めでたしめでたしの結末は虹色の皆さんもご存じだと思うので割愛しますね。
美しく〈変身〉したシンデレラの〈外見〉=〈光〉では無く〈内面〉=〈影〉の世界を想像してみて下さい。たった一人で招待状を持たず誰も本当の自分を知らない世界にいるシンデレラ。もし「嘘」が皆に知られてしまったら彼女は舞踏会から追い出されてしまう?
シンデレラ〈内面〉=〈影〉の「もう1つの物語」は孤独と不安に満ちたサスペンスドラマかも知れません。
オードリー・ヘップバーンの『マイフェアレディ』は下町なまりがスゴい花売り娘のイライザが言語学者のヒギンズ教授の猛特訓を受けて貴婦人に〈変身〉するお話です。
イライザは正にシンデレラです。上流階級が出入りする舞踏会では某国の王子とダンスをしますがばれませんでした。大成功です。でも「本当のイライザ」はどこに行ったのでしょうか?
『ローマの休日』は某国の王女アンがローマにやって来た普通の女の子に〈変身〉をして王子の様なアメリカのジャーナリストと冒険をしてそして恋に落ちる〈逆シンデレラ〉とでも呼べるお話でした。
でもイライザもアンも「嘘」をついている点で、もっと言えば「嘘」をつき続けなければ行けない点でよく似ています。これはカミングアウトが出来ずにクローゼットのままに生きねばならないセクシャルマイノリティとよく似ていないでしょうか?
虹色の皆さん、次回はアン王女つながりでもう1人のアン『赤毛のアン』のお話をします。意外に思われるかも知れませんが、オードリー・ヘップバーンは『赤毛のアン』とよく似ているのです。自らの容姿と境遇に強いコンプレックスを抱いていた点で。
なるほどシンデレラも、オードリーが演じた『マイフェアレディ』のイライザも、『ローマの休日』のアン王女も、本当の自分を隠さなければならない役柄でした・・・人はマジョリティの部分は隠す必要はないけれど、マイノリティの部分は隠したくなるもの。誰しもそんな部分を抱えているのではないかと思います。あのオードリーでさえも!? つぎは『赤毛のアン』へとお話は移っていくそうです。桑島論の展開は意外な方向へ・・この意外性こそが、私が桑島ファンである所以です(笑)次が待ち遠しい!!
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虹色の皆さん、シンデレラは女性にとってのサクセスストーリーに〈光〉が当たりがちです。意地悪な継母と継姉さん?にいじめられていた(泣)シンデレラが親切な魔法使いに助けられて美しく〈変身〉します。舞踏会で王子が一目惚れするものの魔法が解けて「本当のシンデレラ」に戻ってしまう前に名前も告げずに王子の前から姿を消します。「ガラスの靴」を残して…
めでたしめでたしの結末は虹色の皆さんもご存じだと思うので割愛しますね。
美しく〈変身〉したシンデレラの〈外見〉=〈光〉では無く〈内面〉=〈影〉の世界を想像してみて下さい。たった一人で招待状を持たず誰も本当の自分を知らない世界にいるシンデレラ。もし「嘘」が皆に知られてしまったら彼女は舞踏会から追い出されてしまう?
シンデレラ〈内面〉=〈影〉の「もう1つの物語」は孤独と不安に満ちたサスペンスドラマかも知れません。
オードリー・ヘップバーンの『マイフェアレディ』は下町なまりがスゴい花売り娘のイライザが言語学者のヒギンズ教授の猛特訓を受けて貴婦人に〈変身〉するお話です。
イライザは正にシンデレラです。上流階級が出入りする舞踏会では某国の王子とダンスをしますがばれませんでした。大成功です。でも「本当のイライザ」はどこに行ったのでしょうか?
『ローマの休日』は某国の王女アンがローマにやって来た普通の女の子に〈変身〉をして王子の様なアメリカのジャーナリストと冒険をしてそして恋に落ちる〈逆シンデレラ〉とでも呼べるお話でした。
でもイライザもアンも「嘘」をついている点で、もっと言えば「嘘」をつき続けなければ行けない点でよく似ています。これはカミングアウトが出来ずにクローゼットのままに生きねばならないセクシャルマイノリティとよく似ていないでしょうか?
虹色の皆さん、次回はアン王女つながりでもう1人のアン『赤毛のアン』のお話をします。意外に思われるかも知れませんが、オードリー・ヘップバーンは『赤毛のアン』とよく似ているのです。自らの容姿と境遇に強いコンプレックスを抱いていた点で。