八百万yaoyorozu 人も祭られ 花の道
馬糞 Bafun
神々の世界であればこそ、かく花は咲くことであろう。
68億の神々が、その修行の途上にある。
個性豊かな神々である。
ギリシャ神話とは、そうした人間観ではなかったか。
酒飲みの神もあり、メビウスのような恐ろしい女神もいる。
色気のある女神もあれば、泥棒の神もある。
悪い神様は、結局懲らしめられるのであるが、それでも神としての
尊厳をもっている。
人間の尊厳とは、神性にほかなるまい。
人間とは神の原石にほかなるまい。
もてないと嘆いている娘もまた、女神である。
不細工にタバコをふかしている女もまた、女神である。
おそらくは、それが真相というべきであろう。
まして、この日本において。
人はみな、神の自覚を持つべきなのである。
花の季節に、人は、その本質にある神性に目覚めるべきである。
他人を神と見るべきである。
その上で、神々の関係を考え、国々の関係を考えたいものである。
梅士 Baishi