今年もカニで腹一杯

先週の某日、富田林のかんぽの宿へ家族3人でカニを食べに行って来た。
予約を入れて以来、母はとても楽しみにしていたらしく、前日からかなりの気合の入り様だった。

このカニプランは、露天風呂も併設された大浴場への入湯もセットになっている。
去年来た時は、カニを食べた後で風呂へ入るつもりだったのだが、カニを食べた後は腹が一杯で結局入らず終いになってしまった。
なので、今回はその教訓を活かし、食事前に風呂へ入る事にした。

昼間から湯に浸かり、ゆっくり露天風呂を満喫する。
至福の一時である。
昼間にも関わらず、湯に浸かっている人は思ったより多い。
入浴だけに来ている近所の人も多いのだろう。

湯で暖まった後は、お待ちかねのカニである。
食堂の座敷へ向かうと既にカニが用意されていた。
お品書を見ると、出て来る料理は去年とほぼ同じ様だ。


焼きガニにカニすき。
殻付きのカニは、食べ易い様に予めカットしてくれているのがありがたい。
でないと面倒な上、食べるのに時間が掛かり、カニの美味さを満喫できないのだ。

次々と運ばれてくるカニ料理。
一人当たり何匹あるのだろう。
カニ自体は脚の先が折れていたりする訳ありのB級品である。
だが、それによって味自体が変わる訳でも無し、その分だけ量があるなら嬉しい事だ。

物も言わず、黙々とカニを食べ続ける私達3人。
料理の中盤にして、量の多さに溜息が出始める。
しかし、それは当初からの想定の内だ。
伊達に毎年来ている訳では無い。
そこは抜かり無く、持ち帰り用のタッパー持参なのである。

満腹腹で味気無く無理に食べるより、後日改めて食べる方が美味いのは明らかだ。
行儀の良い悪いは別として、持ち帰る事自体は何ら問題無いだろう。（と思う。）

料理の最後は雑炊でシメ。
デザートのアイスクリームも頂いて、約2時間の昼食プランは終了した。

何だかんだで3人合わせて2万円チョイ。
とてもお値打ちのプランだと思う。
何故か会計は私に回ってくるのだが、まあそれで皆が喜んでくれるなら安いものだ。
「また来年も行こうな。」と語り掛ける母に苦笑いする私であった。