何故にその場で屈伸を!?

先日、朝練で阪堺線の大和川へ行った時の事だ。
車を降りて撮影場所まで川沿いの歩道を歩いていた。

朝のジョギングでもした帰りなのだろうか。
目の前にはジャージ姿のオヤジが歩いていた。
追い抜く必要があるほど遅い歩き方ではない。
しかし、すぐ目の前に人が歩いているというのは視界が遮られる事もあって少々目障りでもある。
追い越すに追い越せない微妙な速度ってヤツで、どうしたものかと思っていた矢先だった。

そのオヤジが急に立ち止まったのだ。

オッと
危うくぶつかるところだった。
オイオイ、何なんだよ。このオヤジ。

するとそのオヤジ、私の方をチラッと見て、その場で急に屈伸を始めたのだ。

「イッチ、ニッ、サン、シ…」
何か声まで出してるし…　

妙な行動に違和感を感じた私は、追い抜きざまにふとオヤジの足元を見た。
するとそこには…

10円玉が一枚落ちていたのだ

一瞬にして全ての謎が解けた。
オヤジの妙な行動は、私を先に行かせて10円玉を拾うためのカモフラージュだったのである

オッサンよ。
10円くらい普通に拾えばいいじゃないか。何とも思わないからさ。

TOPの画像は、撮影を済ませた後の帰りがけに撮ったその現場である。
その場にあった10円玉が無くなっていたのは言うまでもないだろう。