YES - The Ice Bridge (Official Video)
多くのイエス・ファンや、70年代にイエスを聴きまくったオールド・ファンがこの作品を聴いたら、大体文句が出そうですね。
「もうやめとけよ。年取ってるんだから。イメージ崩れる。」「ほとんどエイジアじゃねえか?」「ヴォーカルはジョン・アンダーソンの物まねか?」
「こんなのイエスじゃない!」などなど。
何と7年ぶりのイエスのアルバムがもうすぐ令和3年10月1日に発売されます。22枚目!だそうです。
メンバーはスティーブ・ハウ、アラン・ホワイト、ジェフ・ダウンズ、ビリー・シャーウッド、ジョン・デイヴィソン、ゲストのパーカッショニストとして、ジェイ・シェレンの名前が出ています。
オリジナル・メンバーはもういません。メインの音を作っているのはスティーブ・ハウとジェフ・ダウンズなので、エイジアっぽさ満載のイントロで始まります。ビリー・シャーウッドのベースがクリス・スクワイアの真似をして、ジョン・デイヴィソンがジョン・アンダーソンの真似をするので、エイジアにそっくりというわけではないのですが、イエスのサウンドかというと???という感じ。全体的に、ポップ度が高く、緊張感が欠如しているのが、往年のファンの感傷を逆なでしそう。
まあ、賛否両論ありそうですね。
うーん、往年のファンは否定するかも。2行目から3行目に書いたように。わかりませんけど・・・
とは言っても、売れるでしょう。一応本家イエスということになってるんだから。新作だし。聴きやすいし・・・
本チャンのプログレ・ファンではなく、ロンリー・ハート・イエスとかエイジアが好きならイケるかな?
ちなみに、ジョン・アンダーソンとリック・ウエイクマンとトレヴァー・ラヴィンは別にバンドをやっております。
こちらは、新作を作らず、昔の曲のツアーのみの活動のようです。演奏と声を聴いたら、こっちが本家と思う人おおいのでは?
2018年のライブがこれ。やはり、ジョン・アンダーソンの天使の声があってこそのイエスだと思います。
Anderson, Rabin & Wakeman • Heart Of The Sunrise (with Killer Bass Solo) [Live, 2018]
ちなみに、現イエスと現エイジアはメンバーを共有していて、ジェフ・ダウンズ、ビリー・シャーウッドは両方のバンドを掛け持ち、スティーブ・ハウも時々参加という状況。2019年のライブがこちら。ちなみに正式なギタリストはロン”バンブルフット”サール。こちらも新曲は作らないようですが、続けています。
Asia - Only Time Will Tell - Bethlehem 6/12/19
で、カール・パーマーは若い人をサポートに従えて、ELPの名曲再現バンドをやってるんですが、こちらが面白い。キーボードレスで、ベースとギターがバカテク!話のタネになるような凄い演奏です。2016年頃のライブがこれです。ライブ・アルバムはリリースされています。
カールも頑張って叩いていて、面白い。あの、ドタバタドラムはエイジアでは聴けませんからね(笑)。
Carl Palmer's ELP Legacy Tour - Welcome Back My Friends
個人的にはこのバンドが一番興奮した!というのがオチです。正直、そうです。
この若い二人凄いよー。サイモン・フィッツパトリック(Simon Fitzpatrick)がベース、そしてポール・ビエラトウィッツ(Paul Bielatowicz)がギターかな?
このバンドで新曲とか作らないかな?この二人に曲作らせて。