・・・・・MANTOVA・・・・・
「ダル ペスカトーレ」に到着。
「あれ、門が閉まってる」
「大丈夫。センサーで開くから」と 運転手さん。
テレビの○○バリューのお屋敷みたいにスーッと扉が開き、
車はそのまま中に入ります。
お屋敷?の中から男性が出てきて、私たちをいざないます。
何人かお店の人が挨拶に来られ、そして会いたかった
彼女(白い服のナディアさん)が笑顔で迎えてくれたのでした。
ここのシェフでお母さんでもある彼女。
握手をしたその手は暖かく、背中に羽があるのでは?と
思えるくらい優しいまなざしでした。
彼女が「よろしければ暖炉の方で暖まってはいかがですか?」と、
パチパチ燃える暖炉のそばに誘ってくれたとき
「やっぱり来てよかったね」とつくづく思った私たちでした。
お客は私たちが一番だったようでテラスに面した眺めのいいテーブルでした。
でもメニューが来たとき、ふと思い出してしまった満腹感。
少しづつのコースにしたほうがいいかも・・・と
それぞれタイプのちがうコースを選択。
そして、始まった晩餐。
カボチャのスープからはじまり、やっぱり量は少なめ。
「これなら大丈夫かも。おいしいし・・・」
と、イタリア料理のどっかーんではない料理を味わっていたのです。
そこに、なんとリゾットが登場。
急にまた満腹感がよみがえり、思わず残してしまいました。
心配するここの主人のアントニオさんに「お昼にリゾットを食べて・・・」
とポロポロ説明をすると「あ~二度はきついですね」と。
やっぱりねえ、と後悔してもお腹は元に戻らない。
魚料理でピークがきた私たちはとうとうお肉料理をキャンセルしてしまいました。
もう食べられないサインが私たちを襲ったのです。
デザートは別腹だからと思ったのですが、小菓子もたっぷりあって
パンク寸前。
それでも約3時間。
お詫びとお礼を言い、写真も一緒に撮ってメニューまでもらって
待ってくれていた車でまたビュンビュンとばして帰ったのでした。
ごめんなさい。サンティーニさん。
今度は うんとお腹をすかして味わいたいと思います。
また、マントヴァに行く宿題ができちゃいました。
すてきな夜だったのに。 大失敗です。
でも、このあと、次の日もこの満腹感は消えないんです。 (明日に続く)