Dalla Cucina

イタリアの旅の記憶を中心に
あれこれ書いています。

イタリア旅日記その8

2006-11-16 23:20:22 | ☆イタリア 記憶の風景

    ・・・・・MANTOVA・・・・・

 今回の旅は何といっても日数が少ないのが残念です。
 疲れが取れた頃に帰らなくてはならないのですから。
 マントヴァに二泊した次の日、もうミラノのホテルに戻ります。
 
 それが・・・

 タクシーでマントヴァ駅まで行ってみると、駅の時刻案内にBUSの文字が。
 「あれ、何?バスのことかな」
 「え~っ、ここは鉄道なのに。」

 窓口で聞くと、
「駅前からバスに乗り、皆降りるからpiadena(ピアデーナ)で電車に乗り換えて」
 ということでした。
 後ろに並んでいるイタリア人たちも
 「エ~ッ、バスだって~!」と叫んでいます。

 バスに乗らないと、お昼まで待たなくてはならないようです。
 仕方なく、切符を買って、刻印して駅の外に出てみると、
 荷物を持った大勢の人がバスらしきものを待っています。

 バス停の印もなく、駅の売店も日曜だからか閉まっていて水を買うのも
 バールまで行かなくてはなりませんでした。
 (バスに弱い私、急遽酔い止めの薬を飲まなければならなかったのです)

 やがて、一台のバスが到着。
 皆、ぞろぞろ乗り込んで、何のアナウンスもなく発車です。
 そして途中の小さな駅でも人を乗せるため、「どこ行くの~?」
 というような道をバックしたり、踏み切りを越えたりしながら
 やっと piadenaに到着です。
 また、みんなのあとに着いて降りると、線路の向こうに電車が待っていました。
 線路を歩いて渡りながら、そばにいる駅員さんに口々に
 「ミラノ行きますか?」「あの電車に乗れっていうこと?」
 と聞いています。
 「そうだ、そうだ」とうなづく駅員さん。
 そして、アナウンスもなく発車~
 やれやれ、やっと乗れました。

 確かに、マントヴァで待っているよりはよかったかな。

 こんなことは初めてだし、小さな駅にも寄れたし。

 けいこちゃん、駅の名前piadenaっていうんですよ。
 ピアディーナではなくて。
 それで思い出し、ミラノのスーパーで、ちゃんとピアディーナ買いました。(笑)

 (明日に続く)
 
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